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2009年 05月 12日
ふと顧みれば12話の感想もまだでしたこれはしたり×100。
私がひたすらしたりなことになっているあいだに世間では、かようなるはしたない事態すら、起こっていたのでございます(信子風味)。 き……きたむらさんよお……orz いえあの、彼が受けくさいひとだってのは重々承知しております。裏じゃ個人的にひっそりこっそりなにかと愉しませていただいてもおりますが(あんなこともこんなこともほんとごめんね)、いざ現実にこういうことが起きてみるとねえ。しかも白昼堂々しかも協会公認で。びっくらこいただよ。『組!』のときにこの事態だったらはたしてどうだったのか。あんまり想像したくないだよ……。 遅ればせ過ぎて恥ずかしいですけどBL大河の面目躍如たる展開だった12話の感想を、BL漫画化決定をびみょうに言祝ぎつつ、書かせていただきます。本能寺大爆発+魚津城玉砕を経て改めて視聴してみると、 「ああ、このころはまだ、あんなひともこんなひとも、ご存命でいらしたのねえ……」 と、なにやらおセンチな気分になってしまいます。 ……しだいに谷奥深く登りたり。さてふと見れば立派なる黒き門の家あり。 山中深くを歩いていくと、唐突に立派な屋敷があらわれる。 庭には花が咲き乱れ、家畜がたくさん飼われていている。屋敷のなかでは炉に火が熾り、鉄瓶の湯がたぎっている。 けれど、およそそこに住むひとの気配というものが無い。 おそろしいことなどなにひとつないのに、なんだか背筋がひやりとする。 「入ってはいけないところに入ってしまった」禁忌感にたえきれず、逃げ出してしまう。 『遠野物語』に出てくる「マヨヒガ(迷い家)」というものが、その不気味さも込みで大好きです。そこから発展して「隠れ里」なんかも大好物です。たとえば薔薇を散らす指持つ不死者たちの住む、霧の向こうのポーの村。グレンスミスじゃないけれど、叶うことならいつか訪れてみたい場所です。室生のお山に踏み込んでひとりで妙吉祥龍穴までふらふら歩いていってしまったりするのは、絶対どこかでマヨヒガとか隠れ里といった場所に積極的に迷い込んで行き方知れずになりたい願望があるからだろうと思います。 今回、そんな自分の願望をつんつんつっついてくれる「桑取(くわどり)」なるものが出てきました。 「桑取」という存在とその機能。 ほとんど『遠野』のマヨヒガのお話と同じ構造になっています。 身ひとつで訪れた無欲の者が、そこで望外の収穫を得てめでたく帰参するという、寓話のような顛末。 寓話だと思えば、 「金も武器もあるけどじつはお米がありませんでした、という基本的なことに米どころ越後のひとがなんで最初っから気づかん?」 というつっこみとかしたところで、なんだかむなしい……。 そういうところはすっとばして、 「とりあえずお米がない。お米がないとおなかがすく。おなかがすくと戦で負けちゃう。負けちゃうと困るから、ここはひとつお米を手に入れにでかけなきゃ」 ぐらいの単純化を施さないとこっちの神経がもちません。なにしろかねたんですから。しかも最愛のとの・かげっちさまからは、 「三日で戻ってくれなきゃ死んじゃうから」(意訳) とか訴えられちゃう。なんだそれ。とんだ『走れメロス』です。メロスに出てくる王様は「三日で戻れば殺しちゃうよ」ですが、「自分が死んじゃう」っていうのは恫喝かつ誘惑の手段としては「おまえを殺すよ」を遥かに凌ぐ高等技術だと思います。涙目上目遣いでそんなこと言われたら、意地でも生きて帰らざるを得ません。との。毎度おそろしい子。 しかしそこはほれ、なにしろかねたんですし、 「なにを気弱なことを。それこそ亡き御屋形様に叱られまするぞ」 とかえらそぶってみても、 (とのに「死んじゃう」って言わせちゃったYO!) と、ほっぺのあたりがにやけてしまいます。五歳でおんぶを強要して以来、すくすくと図太い男に育っておるかねたんです。 お山に入ったかねたんは、沢で怪我をして往生しているおばあさんを助けます。 便宜上「おばあさん」と書いていますが、汚いばばあのなりはしていても天下の名女優草笛光子さんですから、最初っから「ただのばばあではない」ということは視聴者にはまるわかりです。 しかしそこはほれ、なにしろかねたんですから、 「景勝様は雪がお好きでのう」 わあ、見ず知らずのおばあさん相手に堂々おのろけです。見ているこっちが恥ずかしいわばかもの。越後のお山に積もったとのの大好きな雪が溶けて流れてこの沢の水になって、だから 「どうじゃ、よい気持ちであろう?」 そこはかとなくよこしまなことを考えてしまうではないか。 ま、よこしまはよこしまとして、やっぱりロケって見ていて気持ちがせいせいします。 光と水と緑と風がキラキラしてるとそれだけで気持ちがよくなっちゃって、アレな脚本でも許せてしまう自分は至ってスイーツ(笑)なんでしょうね。ロケもですが、今回はおおむね草笛光子さんに持ってかれました。桑取でぼこぼこにされたかねたんの前に現れるトメさんは、山の精気を纏い、背に月を負って、昼間のばばあとは打って変わった妖艶なる佇まい。地を踏む足首に巻かれた包帯もえろす。「水」と「山」という記号が揃っているだけに、なにやら十一面観世音菩薩の顕現のようでもありました。桑取の長、斎京三郎右衛門こと高杉亘さんもいつもながらワイルドでほんと結構でございます。もうこの母と息子だけであとは要らんとすら。斎京三郎右衛門が景勝公の傍らに影のように臣従する図とか(どうしようお似合い過ぎて困ってしまうわ……)思い浮かべてもえもえしましたが、もちろんアレな脚本にそんな展開期待するだけ無駄。その手の腐ったスピンオフはおまえの脳内の腐った部位に永劫仕舞っておくが良い、ってことなんですねわかりました。 ちなみに、そんなステキ一族がかつて統べていた谷に、いまではたいそうステキな温泉宿泊施設がございます。今度の吉井ちゃんツアーじゃちょっと無理だけど、いつか行ってみたいものです。 さて。桑取の美形母子もおいしゅうございましたが、男前過ぎる未来の嫁登場にもひどくときめきました。 私『どんど晴れ』っていっさい視聴してなかったもんで、比嘉愛未さんというかたはこのドラマではじめてまともに拝見しました。 かわいいじゃないか。 とのの嫁が自分好みの男顔美人でとりあえずめでたいです。以前にも書きましたが「弓を射る男顔美人」って記号にしんそこ弱いもんですから。己が弓を囓ってみたいまだからえらそうなことを申しますが、二射目の打起し→引分け→会→離れの流れを、あとすこしたっぷりやってくださったらもっと嬉しかった。 そして男前菊ちゃんの凛々しいアップに続くのは、黄昏っぽい光のなかに浮かぶ、とのの伏し目がちな乙女くさいおもざし。 うわーん、とのったら美人。 政略結婚で敵方に嫁入りするのはとののほうだったっけか?と、事情を知っていてもおもわず血迷ってしまいます。 それにしてもとのってひとは、はつ恋といい嫁といいかねたんといい、お相手がなんつうかビッチばっかりですね。己とは真逆ないきものに惹かれるってことなんですね。今回のお船ちゃんとか、なんでしょうかあれは。旦那(今大河登場人物のうち、いまんとこもっとも為す術も無く気の毒な殿方)のお情けをいただこうとオールでがんばってたくせに、かねたんにおむすびを差し出すときの打って変わって滴るようなあの媚笑。 かねたんを中心に据えたトライアングルを俯瞰するとき、そのようにヒロインお船ちゃんをビッチに描けば描いたぶんだけ、との(=裏ヒロイン)の可憐さ奥ゆかしさが際立つというあざとい仕掛けは、初手から織り込み済みって理解で間違ってないですよね協会? かねたん+お船というビッチ夫婦の浄化装置として、これからもとのは、長いまつげを伏せて可憐に機能しつづける宿命なんですね。 【殿のスマイルカウンタ】 第十二話終了時: 19 お米を届けてもらって&かねたんが無事生還してよっぽど嬉しかったのか、いきなりまとめて3回も笑ってくださいました、とのったら正直者。 なかでも吉江さんとのツーショットがよぉぉぉ……。 吉江さんがお果てになったいま、改めてこんなもん見せられるとよぉぉぉ……。 したりな私が見逃した山本圭さんゲストの『スタジオパークからこんにちは』では、とののスタイルのまんま圭さんへのラヴを熱く吐露なすってたそうですが北村さん。あいしてたんだそんなにも。ちくしょうそんなの初耳でしたよ。2007年のいまごろそれ聞いてたら、『バンビ〜ノ!』の解釈はどうなってたんだわたし……。「進さんと与那嶺さんが顔合わすシーンが一度も無かった」という無情さは、いまとなっては腐れ脳内の腐れ部位に仕舞われたよこしまなスピンオフを補完するための、あまいお菓子のようにすら、おもえます。
by red_95_virgo
| 2009-05-12 23:15
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