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2009年 03月 19日
吉井和哉、ソロワーク第五作『VOLT』。
発売になりました聴きました。 およそ16年前に吉井和哉に出逢い、そこから16年のあいだ、吉井和哉と吉井和哉の作る楽曲というものに数々触れてその都度泣いたり笑ったりし、そのどさくさで男と寝たり男と別れたりし、歳をとって皺も増えたりし。 その挙げ句のこういう私がいまここにいるわけですが。 たとえばいまこうやってここでドラマだの舞台だの本だのの感想を書いていますが、半年ぐらい経ってふと読み返すと、 「あ。吉井和哉があのとき作ってあのアルバムに入れたあの楽曲の記憶が、いま、ここにこんなかたちで響いてきたんだわ」 と気づく。 そのぐらい、私は、吉井和哉に支配され翻弄されています。 そんなふうにはみえないかもしれませんけれど(笑)。 親よりもだれよりも、きつい支配です。いっそ呪われていると言ってもいいです。 干渉とか束縛というものが死ぬほどきらいな自分をここまで縛る、それを許すのは、人生で唯一、吉井和哉のみです。 なんでこんなことになってしまったんでしょうか。なにもかもめちゃめちゃです。だれを問い詰めたらいいんでしょうか。16年前にはこんな「16年先」になるなんて、思ってもみなかった。たぶんこのひとは長生きをしないだろうと直観して、いつか吉井和哉を喪う、くるかこないかもわからないけどそういう日を、16年間ただ数えてきた。待望していたのかも知れない、もしかしたら吉井和哉を喪うことを。 心底欲しいと望んだものはまず手に入れられない星の下に生まれているので、手に入れられないならそれは初めから喪っているのだから、改めて喪うことなどおそれる必要も無い。 そもそも自分は吉井和哉を「手に入れたい」と思っていたのか。 そんな筈は無い。 『VOLT』を聴いていて、そんなようなことを、思いました。 やすっぽいフェイクブロンドに趣味の悪い自転車柄のスーツ、煙る睫毛の下から怒りと怯えを滴らせて世界を睨みすえていた26歳が、ああここまできちゃったんだなあと、思いました。 “SNOW”。“ノーパン”。“またチャンダラ”。 3曲選べって言われたら自分はこれかな。 “SNOW”は、吉井武道館のときの感想で「佳曲」と書きましたが「名曲」に訂正します。 “ノーパン”は、ある意味追随をいっさい許してこなかった“NAI”を、指呼の間にとらえました。 “またチャンダラ”は、なんといいますかその、「吉井和哉」でした。 「吉井和哉」以外のなにものも、ここには無いです。 羽を広げていっぱい はい。 愛しています。 VOLT Kazuya Yoshii M01 ビルマニア M02 フロリダ M03 ウォーキングマン M04 ノーパン M05 ヘヴンリー M06 魔法使いジェニー M07 SNOW M08 ONE DAY M09 ルビー M10 またチャンダラ
by red_95_virgo
| 2009-03-19 02:23
| 吉井和哉
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Comments(8)
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あみゅ
at 2009-03-19 11:10
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最初に吉井さんに出会った頃の、暴力的な愛おしさを思い出しました。
ハミングバードの森から、宇宙へ。 どこまで行くのやら。 どこまでも見つめ続けたいですね。
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red_95_virgo at 2009-03-19 23:08
>あみゅさん
昨日、仕事終わってから5回ぐらいリピートしてしまい、結局寝たのが明け方でした(笑)。 「飽きない」というのとはまた違う、なんか、途中で止めたくないアルバムです。 一曲一曲の密度がすごいですね。密度すごいくせに全然重くない。かといって無駄に跳ね上がることもなく、淡々と歩みを進めていくような。 「吉井和哉」としか表現しようの無い世界を獲得しちゃったんだなあ、と思いました。 たぶん、このひとの迷走は一生続くんだと思いますが、迷走する過程で受けた傷も得た果実も、なにもかも、「吉井和哉」として結実させるだけの自信と力を持ったんだな、という気がします。
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boro9239 at 2009-03-25 22:01
ここのところ地元のタワレコだと油断すると「売り切れしばらく入荷待ち」になる事が多かったので、今回は発売日に手に入れました。まだほとんど聴いてないので、これから楽しみです。
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red_95_virgo at 2009-03-26 01:00
>boro9239さん
なんか、『ビルマニア』のシングルはお店によっては売り切れだったりしたみたいですね。「売れてんじゃん吉井ちゃん!」とも思いますがそもそもCDの出荷数そのものを減らしてんじゃないか?と思うと喜んでいいのかどうか(笑)。 正直とても良いです。 ゆっくりお楽しみください。
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ま
at 2009-05-07 17:16
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ほっとしてます。油断大敵ではありますがぁ。
こちら関西在住ですが、本日、も、雨也。 吉井&北村の、そんなコラボ、知る由もなく。はいやぁ・・ だがしかし、こっち、つべ観れん状態で暫くほっぽていた。 これを機に、なんとかしよう。ご紹介、どもでした。 近頃世間ではとある人が死にまして。それなりに慣れ親しんだ自分、覚悟はしていたのですが、実際、思った以上に自然だった。と、思い出したんですねぇ、この記事。 たぶんもう満遍なく愛せたんだなぁって。 うん。とことん愛してくださいまし。
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red_95_virgo at 2009-05-08 00:09
>ま さん
メールありがとうございました。いまだになにかと滞っていて申し訳ございません。 先日亡くなられたとある方は(たぶん同じ方のことだと思いますが)、自分も仕事方面でお声に接したこともある方でした。 亡くなられて、そして早くも追悼絡みのお仕事がスタートしつつあります。 でもやはり現実の喪失というものは、なかなかのみこみづらい経験ではないかと、いろいろな方のコメントなりを拝読していて感じます。 腹括ってなきゃと思えば思うほど、いざとなればたぶん、ぐだぐだですわ自分(笑)。
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ま
at 2009-05-08 14:17
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毎度の生活がふたたびわっと押し寄せていたところへ、そうか、そんなお仕事が、そうなんですねぇ。までも、ここはたんと稼いでくださいまし。こちら変則飛び連やすみで、お仕事中?にごめんなすって。
覚悟といっても、煽りオドシの類でもなく、腹くくるってことでもなく。 まあそこはそれ。ぐだぐだする体力だけでも相当なもんだと思われる。やはりからだだ。笑 なにかしらとの距離感というのがあって。 近しい方々とは無論のこと別もんなんでしょうね。 また今りあるに追いかけている愛し方も当然のこと。 あるひ突然ぶった切られるような喪失感とは違い、波がざざあとひいて行く様なとでもいいましょうか。抗えないとはこういうことなんだろうか、と。なんでわざわざこんなことを書いているかというと、それがとてもよかったんですね。これはそれなりの時の積み重ねが必要で。なかなかあるもんじゃあありゃしません。ですから、波の大きさの違いはあるでしょうが、こうして愛している方にしか味わえないことです。是非とも、振るえておまちあれ。はら、なんだか結局おどしのようですの。 と。基本、レス無用なれど、ええ、ここはあえてお待ちしておりまっす。
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red_95_virgo at 2009-05-09 22:44
>ま さん
あまり「稼ぎ」というものには変換出来ないかと思いますが。 とてもお天気の良かった今日、青山にたくさんのひとが集まっているいっぽうで、私は部屋にこもって「彼」の言葉をずっと読んでいました。 たとえば、吉井和哉というひとに死が訪れて、そのとき私がまだ生きていてこの仕事をしていたら、同じような状況に追い込まれてしまう可能性がとても大きいのです。 純粋に「ファン」という立場「だけ」に立てて、せいせいと涙を流して、追悼だけに浸れたら、どれほど気持ちが楽になるでしょうか。 愛しているから、という理由では、到底取り返しなぞつかないのです。 ですから、「震えてお待ち」なぞ、断じて出来はしないのです。 そういう次第で、この話題をこれ以上重ねることは、あまり気が進みません。すみませんが、打ち止めということで。
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