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2008年 03月 12日
ならまちセンターの前を通り、猿沢池を左手にみながら三条通に抜けて一の鳥居前に出ようとぷらぷら歩いておりますと、池のそばでえらい人だかりがしています。
土左衛門でも上がったのかと思って近づいてみたら、池の対岸に車がいっぱい停まってて、通行人の整理してるひとがいたり、レフ板持ってるひとがいたり。 そしてその一群のなかに、見慣れた鹿色のジャケットの男性。 た・玉木さん! なんとまさに、『鹿男あをによし』のロケ現場だった。 たぶんまだ撮ってるんだろうなあと思ってたけど、まさか奈良着いていきなり撮影にぶつかるとは。これだけでツアー目標の80%は達成しちゃったようなもん。 しかしどうせだったらひとめ拝みたいじゃないですかあの御方を。 いるのかあの御方はどうなんだと目を皿にする迄も無く、玉木さんの傍らに草色のコートを纏った長身の男性を発見。遠目にもひとめでそれとわかる白皙、そして特徴のある前髪のうねりと首にだらんと巻いたマフラーがなによりも雄弁にその存在を主張。自分の立ってるとこからだいたい100メートルばかりも距離があったですが、コート越しに浮き出る肩胛骨までくっきり。 本番前の待ち時間だったみたいで、スタッフさんと会話しながらコートのポッケに両手突っ込んで、前立てをぱふぱふしてらっしゃいました。 癖なのか知らんが、そりゃあもう、なにかっちゅうとぱふぱふ。 そうこうするうちに本番が始まって終わって、一時通行止めが解除になったんで、 「あたしはあっちの岸に用事があるので、どうしてもいますぐここをぐるっと回らないとだめなんです!」 という風をわざとらしく装って粛々と撮影現場に接近。 止まって見学してると速攻で注意されるので立ち止まれません。とりあえず歩きながらガン見だ。玉木さんは本番終わってもそのまんま道路にいらして、すれ違いざまびっくりするほど至近から拝めましたが(テレビよりも男前)、蔵之介さんはちょっと離れたところで、マドンナ(テレビよりも美人)と並んでました。そしてあいかわらずぱふぱふ。ぱふぱふしてるくせに剥いたばかりの茘枝の実みたいにきれいなうなじってのはじつに反則だと思います。 ぱふっとした瞬間に、コートの下にお召しになってたシャツだかベストだかが覗いて、それがまた、あまりにも鮮やかな葡萄色です。 重さんの衣装の色目ってどっかこう万葉人っぽいというか、草木染で出すような、しっとりしつつも華やかな古代色でまとめられている。 中の人が超絶に色白だから、単色でみるとびっくりするような色でもすんなり似合っちゃうんだね。 昼過ぎまでしつこく降っていた雨も上がって、青空の下で佳い男に出逢えて、「幸先が良い」ってこの事だね、とか思いながらごきげんさんで春日大社へ。(つづく)
by red_95_virgo
| 2008-03-12 00:33
| おでかけ
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Comments(2)
すこぶるたのしく拝見~♪
ロケに遭遇、そのうえシゲさんにも遭遇だなんて、自分のことじゃないのにニマニマドキドキ。ぱふぱふ姿のシゲさんを想像・・、鮮やかな葡萄色を想像・・目に浮びます(笑)。このまえ、西陣の本しぼ柳条ちりめん(しわしわなのにぼってりとろりん)の帯揚げマフラーというのを雑誌で見て、シゲさんに(蔵之介さんにじゃなくて)プレゼントしたいわ、なんて(重症です)。だからどうしたなんですが、それが草木染めのうつくしい葡萄色の濃淡だったのですわ。 そう、宮島の鹿も奈良ほど活発じゃあありませぬぞ。
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Commented
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red_95_virgo at 2008-03-13 11:10
>あきらさん
あきらさんが先日書かれていたお写真付きレポも参考にさしていただきました。「朱鳥」さんの手拭いマフラーってのも、ちょっと重さんに装着していただきたく思います(笑)。 月曜日に行ったので、美術館とか博物館とか食べ物屋さんとか、悉くお休みで、ちょっと残念でしたが、猿沢池に続いて飛火野でもまたまたロケに遭遇しまして。ドラマの足跡を辿るツアーだった筈が、ある意味追っかけツアーにスライドしてしまいました。 9年振りの奈良、仕事の締切の関係でおたいまつは見られなかったんですが、日没までたっぷり楽しませていただきました。またじっくり訪問したいです。
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