カテゴリ
プロフィール ごあいさつ tv movie 筋肉少女帯 吉井和哉 北村一輝 佐々木蔵之介 北村有起哉 堺雅人 music theatre book art 長唄 らくご アストロ球団 新選組/新選組!/新選組!! 天地人 おでかけ works 石のあとさき。 腰巻横町便 蓬屋日月抄 占い猿 バトン格納庫 お知らせ 最新の記事
以前の記事
最新のコメント
丼の外へGO!
お気に入りブログ様
Step by Step photologななお 男爵の戯言 七織ノ記 爆裂ボケ日記〜ボケてるつもりはないっ! my favorite things. 裏座敷 蛇果 素敵サイト様 ★ぷらぷら歌劇団R★ 群青色 山南敬助 赤心記 流血スタヂアム まだまだ終わらなーい! アストロ球団 Shinsengumi Express!! 新選組!!ロマンチ!!!サイト!!!! 筋肉少女帯大情報局 筋少の大ブログ 猿でも作れ〜る! 『新選組!』サブキャラ占い! 貼っておくと良いらしい! WRITE ME! レッドへのご連絡は、 lantianjing★gmail.com までどうぞ。 (お手数ですが★を@に変えてください) 検索
ブログパーツ
フォロー中のブログ
記事ランキング
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 01月 28日
松山というところはなんだか異常に太っ腹でおおらかで、よい町でした。
道後温泉本館でひとっぷろ浴びて道後麦酒館で湯上がりビールひっかけて、路面電車でライヴへゴウ。 なにしろはぢめての四国なのでお客さんのノリはどんなもんだべと思って様子見してましたが、なんとな〜く、どこもかしこもゆるゆる〜な感じと申しましょうか。 ある意味いまだ道後温泉に首までつかっているかの如きレイドバック感。 客電が落ちたらばそれなりに詰まりはしましたが、それだってずいぶんとのんびりした詰まり方で、「殺気立つ」とか「切羽詰まる」とか「一人必殺道連れ」みたいなノリとは無縁。 「なぁんて温泉のようにらくちんなスタンディングなんだ!」 と思いましたが、それも自分がふだん経験しているスタンディングのライヴ(筋少とか)と比較しての印象ですのであれでも十分死にそうだったひとは死にそうだったかも知れません。事実、途中で前方から撤退してくるひとが何人かいた。 後ろからみてると男子率がなんだか異様に高かったが、でもどつかれたり蹴られたりしなさそうな雰囲気だったので(筋少比)こりゃ大丈夫だべと空きスペース探りながらじわじわと移動したりして、最終的に吉井マイク前10列目ぐらいに落ち着く。 たまらなくよく見えたわ。 頬がきれいにそげていて、顎の線がきゅっとシャープに締まってて、肌の白さが抜けるようで、凄絶に美人で吉井和哉が。 本編終わりでほぼ90分。 冗長なMC無し。楽曲演奏のみ一本勝負と言って良い。吉井は縦横に動き、プレイヤーはがつがつと演奏に徹する。ライヴそのものはほんとにひと呼吸で思い切り良く終わった。過不足は感じませんでした。内容がなにしろ濃いので。 ロックのライヴという場において、自分の体というものがなににいちばん悦んでいるかといえば、ドラムという楽器に、だったりします。 ギターでもベースでもキーボードでも無く、じつはヴォーカルですら無い。 メロディーは耳が聴くがビートは体が感じる。そのふたつが渾然となってこそのロックだとは思うが、良いドラムはとにかく凄まじい官能を私に与えてくれます。 正直な事をいいますと、吉井和哉にしろYOSHII LOVINSONにしろイエロー・モンキーにしろ、ドラムでイかせてもらった経験というのがほぼありません。 なにしろ自分にとっての初イエロー・モンキーだった『Hello My Lovers〜蟻地獄で逢いましょう』(1993年11月24日)終演後、中野サンプラザ出た瞬間口をついた最初の一言が、 「ドラム弱いんだね」 だったりした。 菊地英二にはすまないけど、彼のドラムがそのビートで私の官能を揺るがし、私の頭の螺子を数本すっとばす瞬間を、ほんとうに残念だが、遂に経験する事無く終わってしまった。 松山では、「ジョシュ・フリーズが叩くイエロー・モンキー曲」というのを3曲聴きました。 “Tactics”。 “サイキックNo.9”。 “見てないようで見てる”。 じつは“Tactics”という曲はそんなに好きなほうじゃありません。歌われているのはセクシュアルな事柄なのに楽曲そのものに色気を感じた事が無いのだ。 ところがそれが、 「こんな曲これまで聴いた事ねえ!」 ってぐらい、まるで景色が違ってしまっていた。 それはほかの曲にも言えた。 これまでのひとが悪いってわけじゃなくて、たぶん、今度のひとがすごすぎるんです。自分はドラムの技術面についてはど素人だがそれくらいならわかる。 私の頭は私にうそをつくが、私の体は私にうそをつかない。 与えられるビートひとつひとつを、そのビートが連なって生まれるグルーヴを、なにより私の体が非常に正直に驚喜しつつ受け止めていた事は否定のしようが無い。 吉井和哉のライヴ中は九分九厘吉井和哉しか眼中に無い女が、吉井越しのジョシュ・フリーズの腕の動きを吉井以上にうっとりみつめてしまいましたとか。 「吉井!」と一度も叫ばないのに「ジョシュ!」はそりゃあ連呼してしまいましたとか。 ちょっとそんな予定外のエピソード枚挙にいとま無しの松山でした。 セットリストは、広島とは一部流れが変わっていました。 01:Introduction 02:Do The Flipping 03:Biri 04:Pain 05:HOLD ME TIGHT 06:ルーザー 07:Tactics 08:CALL ME 09:BLOWN UP CHILDREN 10:人それぞれのMy Way 11:黄金バッド 12:ALL BY LOVE 13:I WANT YOU I NEED YOU 14:PHOENIX 15:サイキックNo.9 16:マンチー 17:WEEKENDER 18:シュレッダー (encore) 19:TALI 20:欲望 21:見てないようで見てる 22:Shine and Eternity 広島じゃ04が“欲望”、13と14の間に“Pain”、20が“BLACK COCK'S HORSE”(従来バージョン)だったようです。 本編終わりの“シュレッダー”には、ある種潔さみたいなもんを感じました。 楽曲としての風格は回を追うごとに増しているのに、たぶん前回のツアーでみせた映像というものがなくなっているせいなんだろうが、純粋に音と言葉だけの情報で染み入ってきた。そもそもこれは悲しくて幸せな歌だけど。泉の底に沈んだ悲しみに、こちら側からのばした指が触れるか触れないか。それぐらいの幸せでちょうど良い。 少し泣けた。 終演後は、おじんさん、がんこさん、元犬さん、ARIESさん、わたくしの5人でこちらで呑んだり食ったり話したりしました。 たまたまみつけて「ちょっとよさげ」と思って入ったお店だったけど、松山ではポピュラーなお店みたいで。それなりに呑んで食ってひとり2000円で釣りがきたのにはたまげました。
by red_95_virgo
| 2008-01-28 23:38
| 吉井和哉
|
Comments(8)
Commented
by
motomotonekonano at 2008-01-29 21:01
熱燗おいしうございました。
「熟田津に船乗りせむと月待てば」額田王 いかなる船出となりましょう。お世話になりました。
0
Commented
by
ARIES
at 2008-01-29 21:22
x
松山ではお世話になりました。ご一緒下さった皆様もありがとうございました。初対面の皆様に対して馴れ馴れしすぎはしなかっただろうかと、素面に戻ったら心配になりました。よろしければまたお話させて下さい。
レッドさんのレポのおかげでライブの追体験が出来ました。 私は今回のツアーはこの1本だけなので、これからも参戦される皆様、どうぞミラクルを見届けて下さい。 >ポーの一族 ドラマCDの件 ラジオ関西で放送されたもののCD化で、月1リリースの全6巻とのこと。(検索ですぐ見つかります) 地元の本屋で、レッドさんにお会いした記念の白本「スターレッド」と合わせて2巻を買ってみました。(ペニーレイン、リデル森の中、1週間) まだペニーレインしか聞いていませんが、エドガーもアランも好きな声優さんなので、それほど不満はないです。 お聞きになるのでしたら、いつでもお貸ししますのでご連絡下さい。
Commented
by
red_95_virgo at 2008-01-30 12:59
>元犬さん
のみやすい酒で、つい過ごしてしまいますよね。 翌日に「仁喜多津」の蔵元の直売所でしっかり買って帰りましたよ(笑)。 蔵元は額田王の歌に出てくる「熟田津」があったとされるあたりの「にきたつの路」沿いにあり、朝市なんかも立って、ついついのんびりしてしまいました。 額田王の歌の「潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」は九州へ向かって、ですけど吉井さんは昨日の新潟から北回りですね。 私の次の再会は難波津となりますんで返歌は百人一首の伊勢の歌で。 難波潟 みじかき蘆のふしのまも 逢はで此の世を過ぐしてよとや
Commented
by
red_95_virgo at 2008-01-30 13:18
>ARIESさん
いえいえこちらこそ突っ込んだ話をあーだこーだと(笑)。 ライヴそのものもですが、みんなで行くとアフターがまた楽しいですよね。どうもありがとうございました。こっちでもよろしくお付き合いください。 本ツアー、最初で最後があのライヴでよろしかったと思います。今後また違う軌跡を描いていくのかも知れませんが、松山のあれ、私個人的には久しぶりに野性に戻れた感のあるライヴだったかと思いました。 『ポーの一族』ドラマCD、詳細をぐぐってみましたら、エドガー役が朴路美さんなんですね。『ハガレン』のエドワードと『BLEACH』の日番谷ぐらいしかお声を存じてませんが、ちょっと心動きます。 パーフェクトセレクションの『スターレッド』、そういえばもう出てたの忘れてました。いま『ポー』1・2巻とあわせてぽちっとしてきました(笑)。
サイキック!
うーわー聴きたかったなー。 ゆるかったですか(笑) 友人が昔住んでいたので何度か遊びに行きましたけど なんだか想像できておかしいです。 のんびりしたところ、というイメージなもんで。 上の記事ですが、 今日ブログに書こうかな~と思っていたことがまんま書かれてて(笑) 12:45~の再放送とスタパをセットで見たので ちりとてワールドにどっぷりでした。 松山セットリストを眺めて あーあ広島がどうだったかもう忘れてる! 気づかされました。 時の流れは残酷だ…。 楽しそうでなによりです!
Commented
by
red_95_virgo at 2008-01-31 01:23
>知紘さん
ライヴそのものは熱かったですけど、松山は、お店に入ってもお店のひとの応対がものすごく丁寧というか、せかせかしてないというか。たいへん良い感じだったです。またぜひ行きたいと思います。 セットリストはこのあともマイナーチェンジがなにかとありそうな予感。 ジョシュのドラムで聴きたい曲が多すぎて困ります(笑)。 今日はしかし、なにかと四草ちゃんまつりでこたえられませんでしたよね(笑)。 加藤虎ノ介さん、このあと舞台とかなさったら、かつて山南さん直後の堺雅人がそうだったように、チケットものすごい取りにくくなるんだろうなあ……。 ご本人がこの人気をどんなふうに受け止めてるのかも、ちょっと気になったりします。
Commented
by
リン
at 2008-02-01 12:24
x
松山、お疲れ様でした。いやぁ~行きたかったです、道後温泉等モロモロ込みで。
ジョシュのドラム、良いですね~。広島ですっかり聴き惚れちゃいました。 LIVEでドラムに目が釘付けになったのは初めての体験で、そんな自分にちょっとビックリだったり(笑)。 ホールであれだけ心持ってかれたので、仙台が俄然楽しみです♪ レッドさんとは大阪でご一緒ですね。私は夜行バスで帰る予定ですが、ちょっと時間ありそうなので、ご都合がよければ、ぜひ一献。
Commented
by
red_95_virgo at 2008-02-02 01:12
>リン
ジョシュ良かったねー。私の場合、ライヴ中、体は常にドラムのビートに同期してる状態なので、へたくそなドラマーに叩かれるとほんっっとうにストレスなんですよ誰とは言わんが(笑)。 その点ジョシュは文句無かった! 仙台でがっつり体感してきてくださいまし。 そして大阪でお逢いしましょう! 道後温泉も松山城も、たった二日だったけど満喫してきました。温泉でぬるまってライヴで熱くなるっていうめりはりが最高でした。歴史ある街なので、次回はもう一泊してあっちこっち回りたいです。
|
ファン申請 |
||