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2007年 07月 10日
仕事に追われずにのんびり過ごせる奇跡の一日が本日だったため、映画を観る事にしました。
『憑神』にするかどうしようかじゃっかん迷いましたが、とりあえず今朝の気分では、浴びせ倒しで京都の勝ちどす。 公式サイトどす。 「脚本が宮藤官九郎なのだからつまらないわけが無い」 などと名前だけで過剰に期待されちゃうのも宮藤さん的にはいかがなもんなんだろう、という気がしますけれども、鑑賞した印象では、 「私はおもしろいけど他のひとはどうなんでしょうか」 という。 聞いた話によれば、これ観てすごく怒ってるひともいるんだって。 富士子ちゃんの年齢で舞妓になれる訳が無い!とか、そういうとこに対して。 宮藤官九郎が脚本書いた映画を観る上で、そういう事を仰る方もいるんだという事がもう、自分なんかからすれば驚異です。 こまごました映像のセンスについては、 「あのぅ、それは些かいただけないのですが……」 という箇所もいくつかございましたが、脚本があまりにバイオレンスゆえ些末なあれこれはすべてねじ伏せられました。 ちょっと変なとこもあるけど基本的には市井の善男善女であるところの平凡なひとびとが、思わぬ運命の変転に弄ばれているうちにみずから腹を括ってその波に乗り、思いもよらぬ旅の果てに、すこし前までは予想だにしていなかった場所に、気づけばたどり着いてしまっていた。 そういうお話が私は大好きなので。 たとえばジム・ジャームッシュ監督、ジョニー・デップ主演の名作『デッドマン』。 いま、私のなかでは、ジョニー・デップ演ずるウィリアム・ブレイクと阿部サダヲ演ずる鬼塚公彦が、まったく無理無く、すんなりと重なっています。 「異界での彷徨を余儀無くされる若い男」 という点で。 スーツが趣味の悪い格子柄 という点も込みで。 そうだ。 この映画は実は『デッドマン』なのかもしれない。 ──と途中で腹を決めたらあとはラストまでデッドマンで観ちゃいました。 『デッドマン』にはもちろんお茶屋も置屋も舞妓はんも芸子はんも女紅場も歌舞練場も出てきませんけれども。 そう思うと北村一輝さん演じるたいへんきもちわるいお医者さんもクリスピン・グローヴァーにみえてきますよ。 北村一輝さんはそれにしても、えっらい飛び道具でいらした。 言ってみればカメオで出てらっしゃるキャストさん全員が飛び道具なわけですけれども、「お客さんの期待通りの飛び道具っぷり」という点では北村さんはやはり他の追随を許さない。 大阪弁ネイティヴであるところの彼が口にする京言葉というのもぞっくり不気味で、はたしてこれを「はんなり」と形容しても良いものだろうかとか 首ひねってたらもう出番終わっちゃったよオイ!!! いやべつに北村一輝さんひとりに1800円払うつもりも無かったけど。 DVDになったら止めたり進めたりして舐める様にお逢いしたいと思います。 それよりやっぱり阿部サダヲさんです。 先日『TFP2』に出られたときの、ヒトの範疇を超えた凄まじいウォールクラッシュにそうとう殺られたもんですが、あれだけの運動能力の高さがあればこそのこの主演、という気がしました。 私はそんなに阿部サダヲさんという方を存じ上げないため、正直「主演って、どうかな」と思っていました。 実際に映画を観てみるとやはり、 主役にしては能力が高すぎる と感じました。 主役はもうちょっとばかでもうちょっとヌケてるぐらいで良いと思います。 主役があんまりsmart過ぎると、作品そのものはたいへん濃密になりますが、いついかなるときもぼんやりできない、ぼんやりしてる間にこのひとのおもしろいとこを見逃しちゃうかも! という強迫観念に襲われてしまいます。 そうなるともう、うだうだ弁当食ったりして楽しむ「娯楽」ではなくなってしまいます。 なんかこう、真剣勝負みたいな? 阿部サダヲさん、すごく素晴らしくおもしろいけど、ちょっと力抜いてもいいんじゃないか──とは感じました。 映画の主役というのは、「銭湯のペンキ絵の富士山」ぐらい、鷹揚でぼんやりしているくらいでちょうどよろしいように思うんどす。 (自分的には逆説的に阿部サダヲさんを誉めているんだがあんまり誉め言葉になっちゃないかもごめんなさい……。) あと、私は堤真一というひとがぶっちゃけ嫌いなんですが(はは…)、この役の彼は「うっ……」とかおもわずにみていられました。それは収穫だったと思います。 あと、置屋の女将が「さつき」、お茶屋の女将が「こまつ」って、 「みどりシスターズ」 なわけなんだ!そうか! キムラ緑子さんが為す術も無くおばさんだったのも地味にショックでした。 つくればいくらでも性的になれる御方なのに……。 最後に。 柴咲コウの舞妓姿はかわいかったけど、私は小出早織さんのほうが断然好きです。 最初誰だかわかんなくて、素顔が出てきてはじめて、 真加出か! と。 お多福顔なのに額に禍々しいバッテン傷というギャップがほんと良かった。
by red_95_virgo
| 2007-07-10 23:00
| movie
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Comments(10)
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かずぷ~
at 2007-07-11 09:31
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わたくし、ずーっと「こりゃ平成の無責任シリーズじゃん」と思いながら観てましたら、ちゃんとリスペクトで植木先生おでましでたいそう嬉しかったのでした、最後のお仕事を大画面で見れてよかった。
それにしてもやたらと疲れる・・と思ったら、主役の能力が高すぎたのですね、なるほど、無意識のうちに気を抜くことができなかったせいか。 ジョニー・デップは何気に好きです。怪しいとか、危ない線ぎりぎりな顔をさせるとたまらなくセクシーであるところが私の中で佐々木蔵之介と同じカテゴリに入るのです。色々出てる中で、チャリチョコのウォンカさんが一番セクシーである、と思ってしまう。 デッドマン、未見でしたが、観てみます。 舞妓映画の北村さん・・NEOのセクシー部長の沢村さんのライバルとして、セクシー先生でそのまま出てほしいと思ってしまいました。
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ナミ
at 2007-07-11 19:27
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ワタクシも先週観てきました。
単純に笑って笑って楽しい気分にさせていただきました~♪ 主役さんや一輝さんももちろんスバラシクて見入ってしまいましたが、ワタクシ途中からどんどん増えていく生瀬さんの髪の毛が気になって気になって……;笑) この1週間はこの「舞妓~」と「憑神」と試写会が当たった「夕凪の街・桜の国」と3本も映画みちゃいました。 試写会には主演の田中麗奈嬢と佐々部監督が舞台挨拶にご登場でして。(こんな田舎までご苦労様なことです。キャンペーンとは大変だ…)生・なっちゃんはめっちゃかわいかったです。
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Mari
at 2007-07-11 20:44
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そうなんですよ、生瀬さんの頭!(そこに食いつくか)
育毛剤の宣伝なみに自然で、しかもだれも突っ込まない(笑)。 ぱんつ一丁でうろうろして、変ではあるけどイヤな感じではないサダヲはん(御歳37)、たしかに全力投球しすぎの感はありましたかね。とはいえあんな役、彼でなきゃ出来んだろうという気もし(笑)。同じ劇団に所属していろいろと知っている脚本家だからこそ、いろいろとてんこ盛りにしたんだろうと思います。 えーと、「あの歳で舞妓にはなれんだろう」と思ってた一人です。 そんなのは要らんこととわかりつつも、あれだけの荒唐無稽を許される作家さんちょっとねたましい、とそういう意味で(笑)。彼の書いた最近の舞台も観てみたいんですが、とれないですよねー大人計画。
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red_95_virgo at 2007-07-11 23:31
>かずぷ〜さん
映画のクレジット終わりで植木等氏へのメッセージがきっちり出るのもちょっと泣けましたね。 ゆらゆらといいご機嫌で歩いてきて、「ステッキ」のしょうもない地口言って、またふらふらと去って行かれた植木さん。セクシーでした。 自分『プラトーン』以来ジョニー・デップファンですが、ぶっちゃけ海賊映画後の作品は観てませんすいません……。 『デッドマン』は個人的にオールタイムベスト5に入る洋画ですが、なにかと酷い目に遭わされて途方に暮れつつも、どんどん強く、セクシーに変貌していくこの作品のジョニーは最高で、そういうところも本作の阿部サダヲさんの有為転変っぷりに通じるなあと感じました。 すいません『サラリーマンNEO』、全然存じ上げず……。 沢村一樹と北村一輝をごっちゃにして「北村一樹」と表記するのだけはやめてほしいものです──ってそんな感想しか(笑)。
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red_95_virgo at 2007-07-11 23:32
>ナミさん
先崎部長の髪の毛には自分も釘付けでしたどす! 登場したとき癖毛だった富士子ちゃんが、舞妓体験を経て東京に帰ろうとするときにはまっすぐなさらさらヘアーになってるってのもそうですが、地味に毛髪ネタにこだわる映画でしたねー。 ちなみに北村さんの髪型(とかビジュアルとか台詞回しとかああもう全部だ!)はほんとにきもかったです。蔵之介さんは男前レベルが一定だから安心してみていられますが、北村さん振幅がでかいので毎度手に汗握らされます。そこもだいすき(笑)。 でも、一週間でいっぱい映画をご覧になられていてうらやましいです。 芝居やライヴと違って映画は前売券買わなくてもいつでも行けるぶん、なにかと後回しになっちゃって……。
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red_95_virgo at 2007-07-11 23:34
>Mariさん
大詰めの「夢川をどり」の場面で、 「ああ、やっぱり公彦さんは自分自身が舞妓はんに“なりたかった”んだなあ」 というのがバレてしまっていましたが。 たとえばこの映画、 「舞妓に憧れるあまり自分が舞妓になろうと決意した鬼塚公彦が夢川町で舞妓修業に励み、紆余曲折を経てあっぱれ舞妓はんデビュー!」 という設定でも全然良いと思ってしまいました。 阿部サダヲさんならばそのくらい屁でも無いだろうし、宮藤官九郎さんならばそんなアンリアルをリアルに転化する物語くらいお茶の子でしょうし。 むしろ「そういう映画」がみたかったなあ(笑)。
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red_95_virgo at 2007-07-11 23:55
>知紘さん
『憑神』は佐々木蔵之介さんの裸踊り(違…?)にたいへん惹かれておりますが、ご覧になった方の感想を拝読すると映画そのものはどーもいまいちっつか……。 昨日の自分がわりかし淡々としたテンションでしたし梅雨でじめじめしてるし、ちょっとアゲアゲになるのも良いなと舞妓はん映画選択しました。 「佐々木と北村で迷って北村を取った」 とか、そういう事ぢゃございません決して!(笑) フレンドパークすごかったですねえサダヲさん! メシの支度する手を止めて見入ってしまいましたよ。 あの身体能力の高さは、本作でも遺憾なく発揮されてますよ。
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ぽんぽこ
at 2007-07-13 20:44
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こ、こちらにも出ておられましたですか、、。。
映画館、もう何百年、行ってないか、、、、。。 全くもーー・゜。 ちかれてんですよ~~~、、勤労疲労困憊婆のことも考えて出てくでえ~~、ってか出ないでくでえ~~、ってか、、、出まくってくださいませれ~~・゜。
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red_95_virgo at 2007-07-14 00:17
>ぽんぽこさん
はい、出番はのべ1分にも満たないですが出ておられます。 北村さん働きもんですから。いまはタイで8月の象さんドラマのロケみたいですよ(もう帰国したかも)。 「映画は映画館で観るべきもの」 という主張は私、それなりに理解はしますが、映画館には足を運べないけど映画は観たい個々人の事情というもんも勿論ございましょうし(多忙以外にもパニック障害のひととか)、お暇なときにおうちでDVD鑑賞でも十分なんじゃないですか? ちなみに舞妓はん映画の監督水田伸生氏の『花田少年史 幽霊と秘密のトンネル』にも北村さん出ておられます。 こっちはブラックスーツを纏った「悪霊」です。マヌケだったりえらいかっこよかったり、相変わらず振幅でかすぎです。
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