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2007年 02月 15日
長唄のお弾き初めがあった11日からこっち、エンタメ三昧の日々でした。
「好きな人に逢いに劇場に行く事」 だけ考えていりゃそれで日々が過ぎていくという、ま、たった4日ぽっちですけれども、文字通りの楽園でした。 さっき無慮350ページの初校ゲラを黒猫がくわえてきて、あっさり神様に追放されましたが。 さて、世間では大量のチョコレートが飛び交っていた聖バレンタインの日、そして北村有起哉さんは大分で一日だけの『ラヴ・レターズ』だった日。 世田谷パブリックシアターで『地獄八景:浮世百景』(じごくばっけい:うきよひゃっけい)を観てきました。 桂吉弥さんのせんだっての浅草見番の会の折、その場でチケット先行予約をしていただいたときは、他の出演者の方についてはそんなに気にならなかったんですが、あとでよくよく見ればなんだか無駄に豪華だ。 升毅さんはいる、山内圭哉さんはいる、市川笑也さんはいる、高橋由美子ちゃんはいる。一昨年5月の余一会ではお隣だった松尾貴史さんもいる。 そして主演はもと光GENJIの佐藤アツヒロさん。 ジャニーズの人をナマで拝む日が、わたくしの人生に訪れようとは、なあ。 物語の大枠は「地獄八景亡者戯」。 お芝居が進むうち、「高津の富」とか「崇徳院」とか「胴乱の幸助」とか「算段の平兵衛」とか「住吉駕籠」とか「千両みかん」とか「天狗裁き」とか「はてなの茶碗」とか、上方落語の様々なエッセンスが次々に顔を出しますが(まだまだたんと入れ込まれてると思います)、メインとなるモチーフは名品「立ち切れ線香」。 佐藤アツヒロさんが演じるのは河内屋の若旦那、芸者小糸が高橋由美子ちゃんです。 「立ち切れ線香」は、あまりにも純情一途な小糸の恋の悲劇であり、特に三味線という楽器を愛する者としては、クライマックスからサゲに向かうところで、笑うどころかボロボロ泣いてしまうような噺です。 そんなわけで、舞台の導入部でも松尾貴史さんが、 「後味の悪い、悔やんでも悔やみきれない話です」 と仰ってたんですが、途中で若旦那が番頭さん(升毅さん)と、 「めでたい」 という言葉を封じようという賭をする辺りで、これはきっとラストでその封印が解けてハッピーエンドなんだろうな、と思ってたら案の定。 お芝居全体の「サゲ」は他愛の無いものといえばそうでしたが、場や装置の転換、役者の早変わり(主演ふたり以外の役者がみな数役を兼ねる)がテンポ良くて飽きさせず、なにより出てる方が皆さん当たり前のように巧くって面白くって、非常に良くできたエンターテインメントになっていました。 佐藤アツヒロさんは、船場は道修町の薬種屋のぼんちにしては威勢が良くって江戸っ子みたいな感じでしたけど、そこがかえってチャーミングでしたです。昨年『蒲田行進曲』をなさってつかこうへい氏に絶賛されたと伺ってますが、勢いや華を感じさせる芝居でした。 桂吉弥さんは、最初瓦版売りの扮装で出てらしたときは、 「うわー山崎烝ふたたびやないかー!」 と目頭が熱くなり(笑)。宿屋の主人の、 「ありがとう、ございますぅー」 には場内爆笑でした。 『新選組!』では出逢う事が無かった橋本左内との絡みもあったりなんかするし。そのへんは『組!』ファンにしかわからない秘密のおいしさです。 その左内ことボンちゃんこと山内圭哉さんですが。 もう、どこに何の役で出てても漏れなく面白い。油断も隙も無く面白い。しかも面白いだけじゃなくて佳い男! 先日、2004年明治座公演の『燃えよ剣』を、かろひさんぷ〜さんと容赦無いツッコミを入れながら鑑賞し、山内さんは原田左之助役で出てらして、 「左内が左之で左つながり!」 という驚きと感動とか、 「ああ、リアル左之ってこのぐらいの美形だったんだろうよなあ、きっと」 という感慨とか、いろんなものを感じましたが、面白さという点について言えば演出がまったるいせいで完全に殺されてしまっており。 そんな事を言っている私にしたところが『噂の男』が初山内さんなのででかい口は叩けないわけだが、二度目となる本舞台で、自分内「リピートしたい役者さん」の最右翼決定って感じです。 それともうお一方、小松利昌さん。 まったく存じ上げなくてすみません、「劇団☆世界一団」、現在は改名してsundayというそうですが、そちらのメンバーの方です。 「やたら声のでかい駕籠かき」がもう、たまりませんでした。 女装のあとで髪結床の主になって出てきたとき、口紅を拭い損ねてるのに気づかず、松尾貴史さんに、 「ところでご主人、あんた紅さしてますの?」 とつっこまれて絶句してたところもかわいかった(笑)。
by red_95_virgo
| 2007-02-15 18:29
| theatre
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Comments(6)
レッド様、はじめまして。ぴーとと申します。
いろいろとツボるエントリが多く、ここのところROMさせていただいておりました。 えーと、今回の地獄八景、残念ながら拝見する予定がないのですが、 小松利昌さんについて触れられているのを読んで、嬉しくて思わず足跡をつけてしまった次第です。 客演で出てらっしゃったのを拝見していらい、なかなかに際だつ役者さんだなあ、将来が楽しみだわ・・・と、秘かに楽しみにしていたのですが、頑張っていらっしゃるんだなあ!と思うとうれしいです。 そして、山内圭哉さん!佳い男ですよね~!「噂の男」の特典映像でも、皆から「圭哉は色気がある」と大絶賛でした。諸手をあげて賛成です(笑) これからもレッドさんの文章を読ませて頂くのが楽しみです。 お邪魔いたしました!
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eri-seiran at 2007-02-16 07:42
レッドさん、おはようございます。
私は、1週間後のいみじくも山南敬助の命日である2月23日にこの舞台を大阪で観る予定です。せっかくですし、大阪に行く前に光縁寺にも寄ろうかな~と思っております。 私は、『噂の男』のDVDに付いていた特典映像のインタビューや、また副音声における山内圭哉さんのおしゃべりを聴いていて、いいなあ~この人と思うようになりました。話し方とか上品人な方だな~素敵な方だな~と。また堺さんのことで、他のメンバーが知らずに山内さんだけが知っていたということもいくつかあり、それも嬉しかったりするんですけれどね(笑)。 明治座の『燃えよ剣』、前から気にはなっていたんですが、山内さんが左之助役とは知りませんでした(汗)。
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red_95_virgo at 2007-02-16 11:04
>ぴーとさん
ようこそいらっしゃいました。コメントもありがとうございます! 私も今年になってから何度かぴーとさんのサイトにお邪魔していました。 ご同様に、「おお、一緒!」なツボポイントがいくつかあって、びっくりしつつも嬉しく、レビュー拝読しております。ぴーとさんほど芝居をいっぱい観ておりませんので、非常に勉強になります。 実は今、京晋祐さんが自分の中でかなり来てまして(昔、第三舞台の彼のデビューを観ていたりします)、『犬夜叉』のDVDを買うべきか迷っていたんですが、ぴーとさんが書かれたレビューを読んで、 「あ、こりゃやっぱ買うべき」 と決意するに到りました。こんなところで恐縮ですが(笑)御礼申し上げます。 山内圭哉さん、算段の平兵衛という小悪党役で出てらっしゃいますが、着流しに半纏引っ掛けて立ってるだけでほんとかっこいいです! 『噂の男』のDVD未購入ですが、堺さんより山内さんのが購入モチベーション上げてくれそう(笑)。 そして小松さんは出れば必ず客を摑むといいますか、「際だつ」という表現がよくわかります。映像方面でもこれからご活躍されそうな感じですね。
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red_95_virgo at 2007-02-16 11:20
>エリさん
山南さんのご命日に大坂でこの芝居をご覧になられるとは! 山崎烝も、冥利に尽きるという感じでしょうか(笑)。 落語ネタで構成されている芝居ですが、まったく落語を知らない方が普通に観ても、十分楽しめるつくりになっていると思います。前々日が吉井和哉、前日がこまつ座だったので、肩の力を抜いて観られる娯楽作品だったのがありがたかったです。 山内さんも、期待を裏切らない面白さだと思いますよ(笑)。 明治座の『燃えよ剣』は、ちょうど『新選組!』真っ最中に上演された舞台だったので、イメージが分裂するのが嫌で私は観に行きませんでしたが、DVD拝見して、それも正解だったかも(すみません)と思いました。 キャスト的にも「なんでこの人がこの役?」だったりしますし、少なくとも、司馬遼太郎の『燃えよ剣』とはまったくの別物と割り切ってご覧になったほうが良いです。 ただ羽場裕一さんの山南さんは素敵でした。これはむしろ、「嫌味な秀才」的な原作のイメージを良いほうに向けてくれたかと思います。
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ながれもの
at 2007-02-22 23:14
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ご挨拶が遅くなりましたが、先日の静岡帰りはありがとうございました。とてもお会いしたかったので嬉しかったです。
さてこの舞台、わたしも日曜日に見て参りました。主演の彼のお芝居を円形劇場で見て以来、とても気になる存在になりまして…あ、でも「蒲田行進曲」は逃しましたが。 や、うっかりぽろりとしてしまったり、あとはなんというか、小芝居がすごいですねあの方たちは! ところで「燃えよ剣」は当時3回観に行きました、DVDも持っています。まあ目的ははっきりと沖田役の俳優さんだったんですが。2階から観た舞台が一番綺麗で印象的でした。
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red_95_virgo at 2007-02-23 11:41
>ながれものさん
おおお、こちらこそ先日は、まさか静岡駅のホームで発車寸前にお逢いできるとは思わず、嬉しかったです。バックホーン話も楽しかったです(笑)。 佐藤アツヒロさん、光GENJI時代の記憶は既に遙か彼方で、舞台を拝見するのも初めてだったので、どうなんだろうと思ってたんですが、非常にチャーミングでいらして。 『犬夜叉』のDVDをただいま絶賛ヘビロテ中で、もともとこれ京晋佑さん目当てで購入したんですが、佐藤さんの犬夜叉はやんちゃで綺麗ですんごくかわいくて華もあって、コミックの3次元化という点では文句無しというか、それ以上でした。今まで無視しててすいませんって感じです。 ちなみに『燃え剣』も京さんの平助が観てえというよこしまな理由で観たんですがあ(笑)、上川さん@土方に抱かれて死ぬという一点で萌え尽きましたわ。
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