カテゴリ
プロフィール ごあいさつ tv movie 筋肉少女帯 吉井和哉 北村一輝 佐々木蔵之介 北村有起哉 堺雅人 music theatre book art 長唄 らくご アストロ球団 新選組/新選組!/新選組!! 天地人 おでかけ works 石のあとさき。 腰巻横町便 蓬屋日月抄 占い猿 バトン格納庫 お知らせ 最新の記事
以前の記事
最新のコメント
丼の外へGO!
お気に入りブログ様
Step by Step photologななお 男爵の戯言 七織ノ記 爆裂ボケ日記〜ボケてるつもりはないっ! my favorite things. 裏座敷 蛇果 素敵サイト様 ★ぷらぷら歌劇団R★ 群青色 山南敬助 赤心記 流血スタヂアム まだまだ終わらなーい! アストロ球団 Shinsengumi Express!! 新選組!!ロマンチ!!!サイト!!!! 筋肉少女帯大情報局 筋少の大ブログ 猿でも作れ〜る! 『新選組!』サブキャラ占い! 貼っておくと良いらしい! WRITE ME! レッドへのご連絡は、 lantianjing★gmail.com までどうぞ。 (お手数ですが★を@に変えてください) 検索
ブログパーツ
フォロー中のブログ
記事ランキング
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 01月 08日
立川志の輔師匠に密着した昨夜の『情熱大陸』を観ました。
1月3日、自分にとっては2007年の「噺開き」になった「志の輔らくご in PARCO 2007」初日を着地点に据えて組み立てられたドキュメンタリー。 2005年9月のオダギリジョーさんの場合は取材期間4カ月、おまけに編集段階でオダギリ氏とスタッフが8時間の激論を交わしたという成り行きでしたが、志の輔師匠の場合はどうだったんでしょうか。 『情熱大陸』でも謳い文句にしてましたが、 「いま、公演チケットの入手が最も困難な落語家」 という方。 私の志の輔デビューはとても遅く、2005年5月31日、新宿末廣亭余一会 六人の会プロデュース「明日の寄席」。その半年後、都内某所の某ひみつクラブに於ける独演会にて、マクラの途中で師匠にいじられるという栄誉に浴す。 更に約一年を経た昨年10月21日、新宿明治安田生命ホールで「志の輔らくご 21世紀は21日」。 そして12月9日には再び都内某所の某ひみつクラブで、2006年最後の独演会。 と、余一会を除くすべて、このたびのパルコ初日に到るまで、志の輔師匠から発展したご縁によって、「入手が最も困難な」プラチナなチケットを融通していただきまくっている私です。自ら熱望し切望して奪取に奔走するチケットについてはあまり良い運を持ち合わせていないみたいなのだが、ぽけーっとしていると幸運のお裾分けにあずかってしまう。これは今のところ志の輔師匠に限った事で、それも不思議といえば不思議だし、実に勿体無く有り難く、畏れ多い事でござります。 『情熱大陸』番組中で、 「この高座が日本で一番やりにくいのだ、と志の輔は言う」 と紹介されていた、席数僅か80の小屋。 それが上述の「都内某所の某ひみつクラブ」で、今更伏せる迄も無いかとも思うのですが、庚申塚のstudio FOURさんです。伝の会のライヴをはじめて経験したのもこちらでした。昨年12月9日、ここで「壺算」と「抜け雀」を聴きました。ちなみに前座は立川志の八さん(かなりわたくしのツボに来る美形でいらっしゃる)の「狸の賽」。 (当日は『情熱大陸』のカメラクルーも会場に入ってましたが、オンエアで使われた映像はどうやら11月のものと思われ) 銭金絡みの掛け違いで少しずつ、あるいは大きく道を踏み外してしまう人間をあくどく活写する噺と、己の才能をもてあます芸術家の苦悩と救済を語り、その道をほのかな光で照らして終わる噺と。 志の輔師匠の噺はまだごく僅かしか聴いていませんが、そういうカップリングが、自分にとっては印象が強いように思われます。その日なにを話すかはぎりぎりになって決めるという事なので、「壺算」(金)と「抜け雀」(芸)のカップリングも、きっと「たまたま」なのでしょうが。 「金」と「芸」と。またはそれらが、ときには対立し、あるいは等価になり、そこに「人間」が絡んで、悩んだり迷ったりしながら、のっぴきならない崖っぷちに追い詰められてゆく、という。 その崖っぷちを転げ落ちたり、また這い上がったり。 志の輔師匠の語るそういう物語が、私は好きみたいです。 『情熱大陸』の中でも、自らの「落語」というものに対峙しつつ、じっくりと悩み迷っているようでした。番組的には「志の輔らくご in PARCO 2007」をひとつの着地点と設定しているにせよ、その初日が終わったからといって明確な答えなんか、たぶん、出ていないのでしょう。 明確な答えがすらりと出てしまったら、たぶん、「そこで終わり」という事だと思います。 未知であり未踏であり未完であるもの。 「らくご男」立川志の輔師匠は、落語千席入れたiPod2台(!)をお供に、これからも悩み迷い口ごもり熟考しつつ、そういうものを追い求める旅をつづけていくのであろうなあ、と思ったりします。 2007年1月3日初日、前座噺の「七福神の新年会」から「メルシーひな祭り」、仲入を挟んで「中村仲蔵」までのおおよそ3時間を重ね合わせつつ『情熱大陸』を視聴して、いま、頭の中では、年の初めに聴いた吉井和哉の“BELIEVE”が鳴っています。 人は皆 星になる そのわけは
by red_95_virgo
| 2007-01-08 23:59
| らくご
|
Comments(2)
Commented
by
さな
at 2007-01-09 17:59
x
遅ればせながら、昨年はお世話になりました。今年もまたよろしくお願い致します。
「情熱大陸」わたしも見ておりました。見ててやはり落語を見たくなりました。落語は子供の頃に桂枝雀さんを聞いたくらいで、大人になってからは行ってないです。今年は奮起して行ってみようかしら? と思いますが、何に行っていいやら。TVでやってると見てしまうのですが…
0
Commented
by
red_95_virgo at 2007-01-10 00:09
>さなさん
こちらこそ、ブログにコメントをたくさん頂戴し、どうもありがとうございました。今年もよろしくお付き合いくださいませ。 私は高校で落研に入り、そこで名人と言われる噺家のレコード(まだCDが無かった時代です)を聞いたり、実演を起こしたものを講談社文庫なんかで読んだりして落語に親しみました。 一度寄席にいらしてみてはいかがでしょうか。噺家さんの見本市みたいな感じでも機能すると思います。「この人はちょっと好み」という噺家さんが見つかるかも知れませんよ。そこからその方の独演会に足を運んでみる、みたいな。 『組!』がご縁で足を運んでいる桂吉弥さんも、色気と品があってとても素敵な噺家さんです。東京での会などの機会にぜひひとつ。
|
ファン申請 |
||