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2006年 05月 26日
下北沢の440(four forty)はCLUB251(two five one)の上にあるライヴバー。今年4周年だそうですが入るのははじめて。251にはzoophiliaが出るときしか来ていないから、つまり、zoophiliaが下北でライヴをやらなくなってから4年も経ってしまったという計算になる。
えー、もうそんなになるのかあ。私が年を取る筈だよなあ。 zoophiliaというバンドをご存知の方が、今、どれほどいらっしゃるのだろう。 友人Nぁ氏(笑)の熱烈なリコメンドを受けてはじめて観た彼らのライヴは、2001年春の下北CLUB Que。若い男子4名の、 「なんだかものすげえとっつきにくそうなバンド」 という印象でした。まあ、こんな感じの人らなんですけども。 左から岡田純明(B)、濱島真太郎(G)、水谷俊介(Vo&G)、緒方達也(Dr)。 仏頂面でステージに現れて、MCもろくすっぽ無し、ヴォーカルは客に喧嘩売ってんのかというようなふてぶてしい態度に終始。 それでいて奏でる曲は狂おしいほどにロマンティック、センチメンタル、そして紛れも無くロックンロール。 気づいているのか 美しい詩など今はない そんな言葉を歌うバンドでした。 このライヴがきっかけで私は本格的にzoophiliaにはまった。そのうち、ライヴが終わればメンバーとお話するようにもなり、見た目は極悪そうだが実はジブリとか好きな(笑)、笑顔の愛らしい素朴なおにいちゃんたちなのだという事も徐々に判明。 そうなってから、仕事で彼らのインタビューを起こす機会があった。ファーストフルアルバム『純白』をリリースし、レコ発ツアーを精力的にこなし、メディアからもそれなりに注目されつつある時期だった。いつもライヴで会ってる彼らが、 「アーティスト」 として言葉を選びながら取材を受けている様子がテープの向こうから伝わってきて、なんとなく、感無量な気がしたものでした。 けれども、2002年のセカンドフルアルバム『イノセント』を最後に彼らは解散。 ヴォーカルの俊介君はザ・ベイビーズという新しいバンドを結成、先日アニメ『パラダイスキス』の嵐役で声優デビューも果たしてしまった。 そして、ギターの真太郎君、ドラムの達也君、ベースの純明君は地元名古屋でiierro(イエロ)として活動を始める。 で、昨夜は440で、このiierroの東京初ライヴだった。 zoo友だったNぁ氏、Kぢゅ氏と、久しぶりに下北集結。 会場でまず純明君に遭遇、「まあ、ご無沙汰しています」とご挨拶。 彼は今はiierroを離れているので、今日はオーディエンス。長身細身色白美麗頬骨という、わたくしの煩悩をぐっさぐさ抉るステキビジュアルは相変わらずでした。そういうビジュアルで、かなり頭狂った感じでベース弾く人でした。もう一度ステージで彼を見てみたい。 ジャズのカヴァー、ポエトリーリーディング(って呼んでいいのかなああれ…笑)という2バンドの次に、iierroがステージに上がる。 達也君の、手堅くタイトでいて華のあるドラムを久しぶりに耳にする。ほんと上手いわ。ドラムの上手下手って私にはきっちり言葉にする事ができないんですが。フロントがどれだけクレイジーになっても、ステージ後方からクールな目配りを欠かさず、ライヴそのものの空気を量っている印象がzoophiliaの頃からあったが、それはiierroでも健在だった。決して重くならないが決めて欲しいところでは気持ち良いくらい決まる。だからKぢゅ氏がライヴ後に漏らした、 「達也君、吉井の後ろで叩いてほしいわあ」 の一言には禿げ上がるぐらいぞっこん同感だ(笑)。 zoophilia時代に比べるといくぶんこざっぱりした(笑)真太郎君は、年季の入ったテレキャスターを激弾きしつつ、「濱島真太郎磁界」としか言い様の無い、美しく澄みきって歪んだ世界を築いていく。 私が感じるzoophiliaというバンドの魅力は、水谷俊介の声と言葉、濱島真太郎の音という、二つの異なる叙情がライヴで真正面から激突するところにあった。今回のiierroはヴォーカルレスのライヴだったので、そこには言葉も声も無い。それらを抜いてみてはじめて、真太郎君の創り出す世界の輪郭がくっきりと鮮明に見えてくるような気がする。 音の螺旋が、少し曇った空に向かってどこまでも上昇していくみたいな。 ハードだしヘヴィーだけど、雲間から射すレンブラント光線を背景に、羽根のある人が飛んじゃいそな。 そんな音楽とでも言えば良いでしょうか。 ああ陳腐な表現しかできなくてすみません。 俊介君はライヴには来れなかったが、リハを観に来て、 「泣いちゃった」 と言っていたらしい。いい話じゃないの。 私も実は、ちょっと泣いちゃいました。 真太郎君によれば、今後、東京でのライヴの予定は白紙だそうだ。近いうちに、またぜひライヴをやりに来てくれる事を心から希望。万難排して行きますので。
by red_95_virgo
| 2006-05-26 18:35
| music
|
Comments(5)
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by
なぁ
at 2006-05-26 22:54
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昨日はお疲れ様でした。素晴らしいライヴレヴューをありがとう。
自分じゃこんなにうまく書けないから、読みながら大きく大きく頷きました。 彼らのライヴを見たくて見たくて、でも名古屋まではなかなか行かれなくて、CDをどれほど聴いたでしょう。が、昨日の一回のライヴですっかり上書きされてしまった。切望した気持ちを差し引いても、圧倒的な強さと優しさと幸福感で、彼らの音に祝福された気がしました。すごく嬉しい。 もったいないので、いろんな人に是非聴いてほしいと思います。 「達也君、吉井の後ろで叩いてほしいわあ」の一言に、私ものらせてもらう。 ご本人も、「誰か売り込んでくれんかなぁ」と言ってました(笑)。
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at 2006-05-27 01:03
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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by
red_95_virgo at 2006-05-27 01:36
>なぁ
へい、1時のコメントいただく直前に気づいて修正しました<iierro ライヴ後に真太郎君にも言ったけど、 「美しい音楽」 だと感じました。極端な言い方すれば、宗教音楽のようだとも。zoophiliaの音楽を聴いて思い浮かぶ景色はいつも、今にも雨が降り出しそうに曇った空とか、冬ざれた荒野とかでしたが、iierroの音にはもう少し、光を感じます。それが「祝福感」という事かも知れません。もっといっぱい聴きたいなあ。サンプルだけじゃなくて、音源出して欲しいですね。 達也君が吉井の後ろで叩くところを妄想するとへらへら笑いがとまらん。ほんと、売り込んでみれば良いのにね。
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さな
at 2006-05-29 11:50
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redさん、こんにちは。下北沢CLUB251にはちょこちょこと出掛ける機会があるのですが440にはまだ、一度きりです。しかし、あそこって雰囲気いいですよね~。たまに、横通る時に今日は何やってるのかな?って気になる場所であります。
そして、今週末は地下CLUB251へ行く予定であります。
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red_95_virgo at 2006-05-29 23:25
>さなさん
440は初めて入りました。雰囲気良いですね。外から中の演奏シーンがちょっと見えるのも、ちょっとニューオーリンズあたりのジャズクラブみたいな(知らないけど・笑)。でも、251の演奏が床からがんがん響いてくるので、ちょっとびっくりしました。
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