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2006年 04月 04日
雨の椿に下駄辷らしてたづねて来た(放哉)
『アストロ球団』映画化の暁までは私も前髪切らない事にとりあえず決めましたんで、今かなーり鬱陶しい事になり始めています。 この際だからシャンプーも全部替えちまえ、と思い、 21世紀の椿オイルを、日本女性の髪へ。というふれこみの「資生堂 TSUBAKI」のトライアルセット(シャンプー+コンディショナー+トリートメント)698円也を買ってみました。 このシャンプー、目指すのが 贅沢で上質な色香を湛えたグラマラスな髪だそうで、「魅せる機能」と「補修する機能」の二つが売りです。このうちの「魅せる機能」が あふれんばかりの「艶」へ しなるほどの「弾力」 へ なんつうか、妙にどっか漲ってるというか、「あふれる」とか「しなる」とか、表現がいちいち生々しい。 基本的に風呂場とか洗面所に置くグッズに赤は決して選ばないんですが、このシャンプーのパッケージは目にも毒々しい赤。 このあたりも「贅沢で上質な色香」とか「グラマラスな髪」とかの一環なのでしょうか。しかし落ち着かない……。 あと、香り。 「椿蜜花(つばきみつか)の香り」っていう、秘密クラブみたいなお名前なんですけど。 「椿蜜花」ってどういう花だよと思ったら、椿・浜梨・柘榴・南高梅・黄金桃・生姜をブレンドした香りとの事。 TSUBAKIから香りたつのは、日本になじみの深い花々の麗しい香り、果実のみずみずしく蜜な香り、そしてジンジャーのスパイシーな清々しさがとけ合った、あでやかな色香。なんだそうですが、昔サナトリウムで飲まされてたピンクの水薬みたいな(ぶっちゃけくさい)匂いがします。一晩経った今は結構いい香りがするけど、やっぱり洗う時には結構強烈。 使用感は悪かないですが、たぶん、リラクゼイションみたいなものよりも「髪による自己主張」(それも「あでやか」「色香」方面の)に重きを置いているんだな、という感じです。 資生堂といえば「花椿」のマーク。 「花椿マーク」は、1915年(大正4年)にデザインされた資生堂にとって最も歴史の古い商標です。椿をマークの素材としたのは、初代社長の福原信三が好んでいた花であったこと、また1907年(明治40年)に改良発売した、純粋な椿油を主原料とする「香油 花椿」(髪油)という商品が人気を集め、そのパッケージなどにあしらわれていた椿が既に資生堂の顔の一つになっていたことに起因しています。 会社のシンボルマークを名前に戴く「TSUBAKI」の宣伝広告費は、同社過去最高の50億、「ヘアケア市場でトップをとる」という意気込みだそうで。 そう聞きゃ強気なのも頷けるわ(笑)。 これは、椿油専門メーカー「大島椿」さんが昭和初期に発売したシャンプー「艶じまん」。 「21世紀の椿オイル」の強気さとは打って変わって、素朴でかわいらしいパッケージ。
by red_95_virgo
| 2006-04-04 16:36
| 蓬屋日月抄
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Comments(14)
レッドさんこんにちわ。
私もこの資生堂の新製品トライアルセット、買いました☆ ドラッグストアでかなり目を引く毎日です。 普段は《アジエンス》の私ですが、この髪質の悪い痛んだ私にいかがなものか、楽しみです♪
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Mari
at 2006-04-05 00:05
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CMキャラに田中麗奈、上原多香子、竹内結子、仲間由紀恵、広末涼子、観月ありさ、総勢6名。テーマソングはSMAP。そりゃ50億かかりますわ(笑)。たしかにあの色、店先で目立ちますよね。ブランドイメージのわりにそんなに高いわけでもないので買ってみようかな…と思ってたんですが、レッドさんのご感想を聞いたらとりあえず祥子さんの右へならえでトライアルセットからかしら…。毒々しいほどの赤、ていうか緋色。なんか、どっか「けものみち」っぽいぜ(笑)。
ちなみに私も現在はアジエンスでーす。
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ふみ
at 2006-04-05 00:44
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説明文というかキャッチコピーを読んでるだけでも強気がびんびん伝わってきますね。
流行物にうといのでパッケージデザインをまだ知らないですが、 私にとって椿油は「大島椿」のイメージですね。 祖母が昔、実際の椿の実の油で髪を洗っていたので真似して同じようにやったことがあります。 硬い三稜の殻を金槌で割って、中のまっしろな油の塊をガーゼにくるんで、 これもたたいてのめしてから熱湯をかけてエキスを出して。 本当に「髪は烏の濡れ羽色」になりましたよ。いつまでも濡れてるみたいにつやつやで。 男性のほうの植物性整髪剤といえばさねかづらの液ですね。だから別名びなんかづら。使えばもれなく美男だったのでしょうか(笑)。
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tonami
at 2006-04-05 01:01
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私も現在「アジエンス」を使っているんですが、CMを見てかなり気になっていました。あの赤に魅かれちゃうのかしらん? 使った方の感想が聞きたかったんですよ~。そんなわけで、私も祥子さん、Mariさんに続きトライアルセット購入かな(笑)
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red_95_virgo at 2006-04-05 09:18
>祥子さん
おはようございます、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。 「TSUBAKI」、ほんとうにドラッグストアの店頭に山積みされててすごく目立つので、ついつい手にとってしまいますよね。私はヘアケア製品情報に疎くて、比較検討するのがめんどくさかったりするんですが、トライアルセットという形で安価でお試し出来るのはなかなか良いなと思って、買ってしまいました。昨夜はシャンプーしてないんですが、香りはまだかなり強く持続中です。
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red_95_virgo at 2006-04-05 09:18
>Mariさん
そうなんです、どっか『けものみち』っぽいんですよコレ(笑)。香りも植物というよりは動物っぽい濃厚さですし。 CMに起用されてる女優さんのラインナップを見ると、20代後半〜30代前半の人がターゲットなのかしら、とも思いますが(だからイメージの割に値段が安い?)、商品全体が発してるのって、「艶」とか「麗」とか、画数の多い漢字のイメージなんですよね。なんつうか、『ニキータ』が提唱する「艶女(アデージョ)」(わはは)にも通ずる実用的な強気さが漂ってます。 花王が「アジエンス」で「アジアから世界へ」なら、資生堂はその逆で、よりピンポイントで「日本女性」強調って感じなんでしょうか。
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red_95_virgo at 2006-04-05 09:19
>ふみさん
私、伊豆半島育ちなので、椿油は普通にポピュラーでしたよ。土産物屋さんにもいっぱい置いてありましたし、母や伯母たちも使ってました。あと、よく椿の実を取ってきて、水で濡らしながら外側の殻をコンクリートにこすりつけて穴を開け、中味出して、笛みたいにして吹いたりしたなあ。 「TSUBAKI」も、「烏の濡れ羽色」を目指してるみたいですね。 ただ自分、カラーリングした茶色い頭だからなあ……。 あんまり効果が無いかも知れません。
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red_95_virgo at 2006-04-05 09:24
>tonamiさん
わー、tonamiさんも「アジエンス」ですか。「アジエンス」使ってらっしゃる方って多いんですね。 実は……「TSUBAKI」買った動機って、CMで広末見たせいでもありまして。 「広末涼子・永山たかし似て蝶説」以来、本来嫌いな広末がやたら気になって困ります。『愛と死をみつめて』の眼帯広末が第五球冒頭の球七に見えたり……ああああ。 そんなよこしまな動機で買った「TSUBAKI」ですが、あの赤は相当目立ちますよね。パワーが出る色でもあるし、こっちがパワーダウンしてる時は、逆に負けちゃいそうです。 だけど中味はもちろん真っ赤じゃなくて(笑)、やや黄味がかった白です。匂いがくさいって書きましたが、ちょっとお薬っぽい香りという意味で、気分悪くなるような類じゃないので大丈夫ですよ。
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まつこ
at 2006-04-05 15:06
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redさんこんにちは。
なんだか素敵そうですね「資生堂 TSUBAKI」。 艶と弾力はやはり年と共に減っていくので買ってみたくなりました。パサパサなんですよ~(泣) 資生堂といえば、一番初めに化粧品その他を購入したメーカーで、化粧品は「プルミエ」(古^^;)コロンは「薔薇園」でした。 「薔薇園」は今また発売されており欲しいのですが、家族から「クサイ」・・・。 今は何でも「無臭性」がいいとされる時代、この商品は勝負に出ていますね。
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red_95_virgo at 2006-04-05 16:29
>まつこさん
そうなんですよ、髪の毛って年齢と共にどんどん痩せてくるものなんですね。 思春期の頃は鬱陶しいぐらい多かったのに……。 なので「TSUBAKI」の「あふれんばかりの艶」と「しなるほどの弾力」ってのも、お若い方限定の効能かもなあ、とほろ苦く笑いながら使用してみました。でも、確かにまとまりやすいような気がします。 でも、香りってやっぱりあったほうがいいですよね。 ときどき電車の中やレストランなんかで、 「うっ……」 てのけぞるぐらいコロンつけてらっしゃる方がいて、あれは正直勘弁ですが(笑)、雨の夜にお香焚くのとか好きですし、眠る時も、ほのかな香りがあったほうがリラックス出来ますね。
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たけし
at 2006-04-05 18:59
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50億かあ。おいらがやってる仕事の5年分、いや10年分ぐらいか?
マシェリのクリエイターとは名刺交換ぐらいはしたことありますが。すごいなあ、資生堂。 椿って一方で不吉なイメージも付きまといますが、艶やかさ、華やかさ、薫り高さ、それから色気ってことで言うと突出してるかなあ。 さらには「強さ」というのともストレートに結びつきますね。 椿三十郎も連想しますし、 お相撲さんっていい匂いしますもんね。椿油の。
レッドさん、こんばんわ。
昨日させていただいたコメントですが、はじめてじゃないつもりで書いてしまいました。 以前、【《雨の四季》を始めました】で書き込ませて頂いた時は、くりかっぱと名乗っておりました。失礼致しました。 TUBAKI・・・使いました! これだけお話が盛り上がってきたら、使わないと・・・。と、開けたばかりのアジエンスがあるのに、開封いたしました。 『私、これ好き~』です。 香りもOKですし、使い心地も良いです☆ お値段も、アジエンスと同じくらいでの販売とにらんでおりますので、その時にお安い方を求めたいと思います~(*^_^*) 楽しい話の振りを、ありがとうございました♪ そして1周年おめでとうございます(*^_^*)
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red_95_virgo at 2006-04-06 20:31
>たけし
花首ごと落ちるので、武家屋敷の庭に植えるのは忌まれたという話もありますね、椿。 エロい花だと思います。イメージ的にどっか団鬼六というか、和物のSMという感じもする(笑)。「山口椿」という方もとても好きな作家です。 お相撲さんの鬢付けは、櫨から採った「ハゼロウ」が原料というのも聞いた事ありますよ。椿油と違って、土俵の砂がついても、手で払えばすぐ落ちるとか。
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red_95_virgo at 2006-04-06 20:36
>祥子さん
うわー、すみません、リンク先を見ずにお返事を書いてしまいました。大変失礼を致しました。 「TSUBAKI」、昨夜も使いまして、香りにも慣れてきました。洗い髪をドライヤーで乾かす時に、生姜の匂いがするのがちょっと変わってますね。 一日二日で効果は出ないと思うので、しばらく継続して使用してみようと思います。 ただ、皆さんがお使いになってる「アジエンス」にもちょっと心が動いてます(笑)。 一周年についてのお言葉、どうもありがとうございました。これからもわがままに(笑)精進させていただきます。
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