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2005年 10月 08日
チケット代がやたらと高い(アーティストいっぱい出るしね)『ジョン・レノン スーパー・ライヴ』。なんでかといえばこれはチャリティーだからです。
主催するDream Power公式HPの冒頭には、 コンサートの売上からは、スマトラ沖地震・津波の被災地のほか、アジア、アフリカの恵まれない子どもたちの学校建設資金にドネーションされます。との文章が掲げられています。 それは良いのですが、そもそも私はジョン・レノンのファンではありません。 オノ・ヨーコさんにも当然、まったく興味はありません。 ビートルズのアルバムも『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』と『ザ・ビートルズ』と『マジカル・ミステリー・ツアー』と『アビイ・ロード』ぐらいしか聴いてないし、ジョンの曲だって有名なやつしか知らないんです。 なんでこのコンサートに参加したかと言えば、吉井和哉が観たいから。 到って現実的な欲望に正直になった結果に過ぎぬ。 払った金で学校が出来るならそれに越した事は無いが、そんな人間がこのコンサートに参加する事自体が間違いでした。 入口ではいきなり、オノ・ヨーコからの 「I LOVE YOU」 のメッセージカードなんか渡されちゃう。要らねえよとも言えない……。メッセージにはフラッシュライトが添付されていて、 「コンサートのフィナーレで使用する」 と書いてある。ONOCHORD(オノコード)という、モールス信号みたいなやつで、 i(アイ) ii(ラヴ) iii(ユー) のように、フラッシュライトを点滅させるらしい。それをどうやら全員でやらされるらしい。 ……やりたくねえ、そんな事。 フィナーレには残るまいと、その時に決めました。 吉井和哉、もといYOSHII LOVINSONが登場したのは20時半頃。 オープニングではTシャツ・ジーンズ・アーミージャケット・サングラスというラフな出で立ちだったのが、くすんだピンクのシャツと黒ヴェルヴェットのスーツに着替えて、胸元には小さなクロスのペンダント、左耳にピアス。 金木犀の香る季節に相応しい伊達男仕様。 それまで進行してきた健全きわまりないコンサートの流れが、ここで一気に如何わしく変化した。客の間に流れる空気そのものが、ほんのりと酔っぱらったように色づくのを感じる。 彼が出てきただけで。 ただそれだけで人のテンションはこんなにも変わるものなのか。 カバーしたジョンの曲は、“I'm Loosing You”、“Woman”、“Starting Over”の3曲で、これくらいならさすがの私でも知っています(笑)。 曲の途中で、歌いながら、それまでとめていたジャケットのボタンを片手ではずし、ぱっとはだけて中に着たシャツのピンクを見せた、その手際が尋常では無いほどにエロティック。 それを、日本武道館のステージで、日の丸の下で、呼吸するようにすらりとやってのける確信犯。 天晴れである。それでこそである。 これで濡れるファンは枚挙にいとまが無い筈だ。 MCも抜かりが無かった。 来年から吉井和哉に戻る事。 これが最後のYOSHII LOVINSONのステージである事。 そして、明日(つまりもう今日)10月8日が自分の誕生日で、39歳(ジョン・レノンの享年まであと1年)になるという事。 そんな事を話して、“Starting Over”を始めるのです。 この人の言う事ややる事が悉く計算ずくであるとは私は思いませんし、計算ずくで自信たっぷりのパフォーマンスに見えて、その実本人は不安だらけだったりするのが常なのですが、それでも、 「どうしてこういう肝心なところの決め方が、こうも見事にあざといのだろう」 と、舌を巻く思いで彼という人と付き合ってきました。 一時期は、 「吉井和哉はこのまま世界と対立する事を諦めて、隠者になってしまうつもりなのか」 と思った事もあったが、こうして武道館のステージに立つ彼を目の当たりにしてしまえば、そここそがこの人が生きるに相応しい場所なのだ、という事がいともすんなりと信じられる。 若さと美貌という点では、私が彼を知った26歳の頃の「時分の花」っぷりは最早望めない。39歳までじたばたしながら生き残ってきた男の顔が、ただぽつんと、そこに在るだけだ。 そして、あまねくすべてのものを照らしだし包み込むようなエロスの力が、その内側から、強く、やさしく、照射されている。 やっぱりこの人は、幸せになったんだな。良かった。
by red_95_virgo
| 2005-10-08 22:53
| 吉井和哉
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Comments(4)
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リク
at 2005-10-11 01:31
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初めまして。いつも楽しく拝見させてもらってます。
ところで、私もこのレノン祭行って参りました。ええ、もちろん吉井さん見たさだけに(笑)。オープニングに間に合わず、いきなり黒ヴェルヴェットからでした。三ヶ月ぶりに見る生吉井は、なんかとっても艶々していて、redさんのいうように出てきただけで観客のムードがなんとなくぽわっと変化してましたね。髪の毛もシャツもほんのりピンク、私もなんだかそういう微熱的な気分で彼を見ていました。あの「シャツはだけ」にはやられた!と思った(笑)。一人で見ていた私は、隣の席の一人で来ていたおばさま(推定55歳)に、かっこいいわねえあの人~と、話しかけられてしまいました。ですよね!と、話が盛り上がったのは言うまでもありません(笑)。 いや、吉井さん楽しそうだし幸せそうでしたね。ほんとよかった。 帰り、金木犀の香る生暖かい道を歩きながら思いました。
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red_95_virgo at 2005-10-11 10:50
>リクさん
いらっしゃいませ、いつもありがとうございます。 オープニングの吉井和哉も、ちょっとワイルドな感じでかっこよかったですよ(笑)。 私の周囲にも結構年配(現役ビートルズファン?)の女性が多く、他のアーティストのカバー曲も楽しんでおられましたが、吉井のステージはかなり身を乗り出してご覧になってたのが 「さすが女の客の掴みは抜かり無しな吉井!」 という感じでした(笑)。 シャツはだけ、まさか愛と善意の(笑)レノン祭り会場であれをやられるとは思ってなかったので、感動もひとしおでございます。ちょっと青年館ライヴでのコート脱ぎを彷彿させるセクシーなパフォーマンスでしたね。
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リン(桜ん姫)
at 2005-10-15 00:57
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>日本武道館のステージで、日の丸の下で、呼吸するようにすらりとやってのける確信犯。
まったくもって“あっぱれ”なお方です。 隠しても隠し切れない(隠そうという気もないかもしれないが)色香が武道館の空気を完全に変容させていましたね。 やっぱり女ころがすの上手いよな、吉井。(笑)
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red_95_virgo at 2005-10-16 03:29
>リン
TBありがとうございます。 (この前こっちからTBしといて、こっちの設定がうっかりTB不可になっちゃってたの、気づかなくてすみませんでした。) >やっぱり女ころがすの上手いよな、吉井。(笑) ころがされ続けて早12年な私(笑)。 そのくせ“Woman”とかしれっと歌っちゃって、それがまた全然嫌味にも、作為的にもならないんだもんなあ……。 天晴れ天性の誑しですね(笑)。
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