おふね。

四神（青龍・白虎・朱雀・玄武）、お獅子につづいて、「お船」と呼ばれるかっこいい御神船が通ります。
神様が乗っておられます。
船を見るとわけも無くどきどきするのは、やっぱり海賊上がりの血だろうか。



昨夜の『天地人』が、ちょうど秀吉の小田原攻めの回でした。
あのとき豊臣方に助力して、うちの港からも船を出したそうです。そこから、「お船を曳きまわす」というこの祭りが始まったといわれています。



昔よりサイズが縮まったものの、それでもけっこうな大きさ。
とんでもないスピードで町んなかの狭い道をガガガガガとつっぱしったり、なかなか乱暴な暴れかたをします。
ときどき怪我人も出ます。



お船の幔幕と、曳き手である氏子さんの衣装の紋様は、「瓢箪流し」。




瓢箪といえば、はい、あのひとの馬印ですね。
小田原攻めに力を貸したそのほうびとして、豊臣秀吉から拝領したものだそうです。
でも、瓢箪をそのまんま使用するのは畏れ多いというので、このような流線のかたちにアレンジしたのだとか、聞きました。




ながらくぼろぼろでしたが、補修をして、彫り物なんかもきれいになりました。