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2009年 01月 09日
生まれた町に、運慶作と伝わる毘沙門天像を祀る小さなお堂がありました。
毘沙門天というのがどういうひとかは知らなくても、「びしゃもんさん」という名にはそれこそ与六ぐらいの齢から馴染んで、お堂にもよく遊びに行ってました。 「仏像」というものを好きになってから、自分の生まれ日が毘沙門天の縁日である九月の寅の日である事、加えて干支の守りでもある事なんかがわかってきて、「毘沙門天」と聞くと素通りできない感じになってきました。 ここのお洋服が好きでよく買うのも、ぜんぜん意識してなかったけど、御神使の虎つながりだからかも知れません。 行きつけ(笑)の毘沙門天は、住んでるとこからも近いこちらと、仕事でよく訪れる神楽坂のこちら。 近くまで行けば必ずお詣りします。やなことがあっても、真言の、 「オン ベイシラマンダヤ ソワカ」 を七回唱えれば、ちょっとだけ、すっきりさわやかになれます。 毘沙門天は現世利益を満たしてくださる方なので、 「お仕事たくさんもらえますように」 「吉井さんのチケットとれますように」 とか、もっぱら俗臭芬々たるお願いごとばっかしていますが、鰯の頭もナントカで、ほんとにちゃんと功徳があったりする。ますます毘沙門天らぶー。 『天地人』第一話では、その毘沙門天の生まれ変わりのひとが、自分を刺した甥っ子の激情を、「阿修羅」に譬えておりました。 阿修羅といえば。 やっぱ自分くらいの世代にとって光瀬龍先生の『百億の昼と千億の夜』は、避けては通れぬ道でございます。 少女は濃い小麦色の肌に、やや紫色をおびた褐色の髪を、いただきに束ね、小さな髪飾りでほつれ毛をおさえていた。 初読のときは中学生でした。中学生には難解に過ぎる物語でしたが、最後まで読めたのは阿修羅王ゆえ。 阿修羅王という、本来は仏法に仇為す悪鬼であった存在を、たおやかな美少女として描くという発想のあまずっぱさ。 さらに数年後、萩尾望都先生の筆によってあらわされた阿修羅王でまたしても殺られました。 そのくせ興福寺の阿修羅像に実際にお逢いしたのはようよう10年ほど前。憧れが強過ぎて、恥ずかしくて、まともに顔が上げられませんでした。 そしてこの春、東京国立博物館がやらかしてくれます。 興福寺創建1300年記念 「国宝 阿修羅展」 「ガラスケース無しの露出展示・360度全方向から拝観可能」ですってよ。 阿修羅とともに一具像として造られた八部衆像と十大弟子像の興福寺に遺存する脱活乾漆像14体すべてが一堂にそろいます。興福寺境内の外で14体がそろって展示されるのは初めてのことです。 ですってよ。 どこまで罰当たりなんだ東博。 なんかちょっとわたし、腹が立ってきました。 というか、創建1300年の記念の年にスターさんを、しかも八部衆と十代弟子までまとめて(オールスター揃い踏みは3月31日から4月19日まで)関東ツアーに送り出す興福寺の太っ腹さに乾杯。 この展観があると知ったときには正直やり過ぎ感を否めず、 「興福寺でお逢いしたんだもの、いまさら東博でなんて……」 とか後ろ向きな気持ちになったりしましたが、すいません、あっさり阿修羅ファンクラブ会員になっちゃったばかものです。 会員特典引換券付き前売券があれば、特製会員バッジ(非売品)がいただけます。 「バッジさえつけていれば、街でお会いしてもすぐに阿修羅の話ができます。失礼にあたりません!」(みうらじゅん会長) この春、街とか『天地人』ゆかりの地とかでバッジをつけた私を見かけたら、どうぞご遠慮無く、 「よう、アシュラ!」 とお声をお掛けくださいましね。
by red_95_virgo
| 2009-01-09 12:28
| art
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Comments(6)
こんにちは。
「百億の昼と千億の夜」!!! 原作もモー様もどちらも読みましたわ!!! 光瀬先生のご本って「シュラックの海って何?」 物理が余計難解ホークス(古)になりましたわ。 それにしてもここまで趣味が合うとは! 小学生の分際で頭脳警察にハマってゐたわたくし。 そうそう、新潟の「天地人」歓迎会だか何だかのイベントで、 阿部しゃんは「抱き抱へられるほど酔っ払い」 (一体誰が抱き抱へたの!?) 東は妻武器いやさ妻夫木&北村夫婦(←つい…)にちゅーをしまくり(!) 二人は「唇奪われたー!!!」と大騒ぎしてゐたさうです。 メールに向って 「貴様あっ!何故その時殺さん!!!」 などと大騒ぎしておりました。 ただ今全治2週間にてしばらく来れませぬ(涙)
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ふみ
at 2009-01-09 23:54
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私も東博には絶対行きますとも。
今、井の頭線の渋谷駅ホームには、 違う角度から写した阿修羅のお顔の巨大ポスターがあふれかえってて、 朝っぱらから頭がくらくらします。 「百億~」は萩尾さんから入って、原作をあとで読んだクチです。 少年チャンピオン連載当時、リアルタイムで立ち読みしてました。 あの阿修羅も良かったですよねぇ。 登場の時の姿、模写したりしましたよ。 3月が待ち遠しいけれど、どれほどのファンが押し寄せるか想像がつきませんね。 なんとかしげしげと拝見したいものです。
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アキタヒロコ
at 2009-01-10 04:09
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私はマジンガーZ→事典の写真に殺→萩尾版→本物に呆→原作、のルート。10代では美しと眺めた阿修羅像が、20代以降危うしと見えて不思議でした。
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red_95_virgo at 2009-01-10 10:01
>公園寺花壇さま
うわ、ブログで記事拝読してびっくりしたとこでした。 おふとんの上で全治2週間の負傷とは……。 腕がご不自由な折、コメント等はいつでも構いませんから、ご養生に専念してくださいませ。 頭脳警察も、はまっちゃいませんが知ったのは小学生のときでした。明星だか平凡だかの歌本に、当時は載ってたんだなあ頭脳警察……。 泉沢暴走@新潟は、大みそかのスタパで上杉主従が話してた「スナックの夜」の一件でしょうか? それともまだ公にされていない暴走が他にも? わはは、やはりおそるべしは泉沢。 予告シーンの泉沢@馬上、なんで小袖の背中がぺろっと破れてるのかも年末から気になってたまりません(笑)。 それにしてもやっぱり阿修羅スキーな方って多いですね。光瀬先生萩尾先生つながりなのも嬉しいです。
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red_95_virgo at 2009-01-10 10:24
>ふみさん
わーい、『少チャン』リアルタイム読み世代だ! >登場の時の姿、模写したりしましたよ。 自分もです……(恥)。 あの連載のあと、萩尾さんの絵柄からそれまでの繊細さが消えて、直後の『ゴールデンライラック』『スター・レッド』は少年漫画みたいに骨太になっちゃいましたっけね。ファンとしてはちょっと不安になったりもしたなあ……。 (『スター・レッド』といえば、『パイパー』観劇中にあのお話をイメージする事が多かったです。) 阿修羅@東博、ファンクラブ特典として、一般のお客様が帰ったあとで会員のみの鑑賞タイムを企画するって話なんですが、すでに会員4千人突破、いくらなんでも全員には対応出来なかろう、と。 やはり抽選になってしまうのかなあ……。 他人の頭を気にせずに、ゆっくりたっぷり拝見したいところですが。
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red_95_virgo at 2009-01-10 10:39
>アキタヒロコさま
思春期に、「阿修羅」になんらかのインパクト受けてらっしゃる方が多くいらして、自分も嬉しいです。 マジンガーといえばあしゅら男爵(笑)。 なんで永井先生はあのひとに「あしゅら」という名前を付けたのかずっと不思議で。「顔がふたつあるから」とかいう単純な理由なんでしょうか。 興福寺の阿修羅についていえば、以前NHKスペシャルだったかで、彩色と照明の当て方を変えて、造られた当時の阿修羅のイメージを再現する番組をやっていました。 いまにも崩れそうに危うい阿修羅像は、「美しいほろび」を好む日本人の美意識に適うものなのでしょうが、ぴっかぴかの極彩色に塗られ、顔の下方向から明かりを当てられた阿修羅は、あの憂愁の美貌がほんとうに恐ろしい悪鬼の形相になって、たまげました。 作者は誰で、どういう思いを込めてこの像を造ったのか、やはり気にかかります。 個人的には清原なつの先生の『光の回廊』という作品が、阿修羅成立までの経緯を描いた物語として、かなり好きです。
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