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2008年 07月 16日
日々、なかなかものすごくがんばって、お仕事をしています。
今週から来週にかけて、ロング・インタビューの起こしが6本、300ページもんの小説の校正が1本という、なかなか無茶な突っ込み方をしています。 引っ越しですっかり金づかい荒くなって懐淋しくなっちまった分、来た依頼は文句言わずにかたっぱしから受け、がつがつ稼いで取り戻しましょう、という魂胆でございます、はい。 そんななか、13日の日曜日は、スペシャ主催の表題イベントに参加してきました。 梅雨があけてるんだかあけてないんだかよくわからないようなここ数日ですが、野音に足を踏み入れると、 「ああ、もう夏って事で良いじゃないか!」 と一気に大義名分が出来て、ビールをがんがんのんでしまいます。なんだろう。いつも思うけどあの野音のマジックってやつは。 ザ・バックホーンさんに野音でお逢いするのはこれがはじめて。 お席がBブロック3列目センターで、おかげさまで山田さんも菅波さんも岡峰さんも松田さんも、じつによくみえました。「初武道館のひと月のちの日比谷野音」という物語の流れにも、ちょっと萌えてしまいます。 日本武道館と日比谷野音というのは、東京に数多あるハコのなかでも、一種特別という感じがします。東京ドームとか代々木の体育館とかには絶対に感じない、独特の、実に心地よい空気感があります。「殿堂」というよりは、おもいきって「聖地」と呼んでしまっても良い。武道館と野音、ふたつながら制覇するバンドというのはけっこうありますが、どっちに置いてもしっくり馴染むバンドというのは稀有なのかも知れない──と、ザ・バックホーンのライヴを観ながら思う。 この日は、6月7日の武道館ではセットリストに入っていなかった“美しい名前”という楽曲を演奏してくれました。 《世界は二人のために回り続けているよ》 《世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに》 などという、捉え方次第では甘過ぎてやすっぽくて辟易しそうなフレーズを正面切ってサビに置いた、たいそうロマンティックな楽曲ですが(作詞は菅波栄純さん)、お友達がカラオケで歌うのを聴いていてもぼろぼろ泣いてしまうくらい好きです。 楽曲が語るのは、いってしまえばひとつの悲劇的な恋愛小説です。 そもそも恋愛小説というものがすきじゃなく、「恋愛小説脳」ってのがもしもあるとしてもどうやらそんなもん持ってないっぽい自分に、どうしてこの手の、どこ切っても100パー恋愛小説な楽曲が直球でヒットするのか。 自分でもよくわかりません。 案の定聴いてるうちに涙がこぼれそうになって、「ああいかん」と上向いた目のなかいっぱいに、夕暮れどきの青灰色の空が。 そういう体験も、野音ならではのものかと思います。 対バンのザ・バースデイ。 楽曲を聴くのもライヴもはじめてでしたが、さすがの貫禄という感じで、チバさんかっこようございました。ちょっと意外なとこがツェッペリンでね。びっくりしつつ、愉しめました。 昨夜は、野音の際にお友達にご提供いただいた「マニアックモンスター」を鑑賞。 バックホーンのメンバーをはじめ、毎回ゲストさんがそのひとなりの「マニアック」ぶりを開陳するという企画です。 なかでも、 「戦国武将フィギュアを前に、武将への愛を熱く語る岡峰光舟さん」 というのがどうもたまらない。 番組の企画で鹿角脇立兜をかぶって本多忠勝コスを嬉々としてしてしまうベースマンは、日本ロックシーン広しといえど光舟さんぐらいなもんかと思います。 バックホーン全員インタビューでは1時間の取材時間中にふたことぐらいしか発言しない光舟さんですが(ほんとうです)、戦国武将を語らせると非常にアツく、かつ長い。さんざんアツく長く語り倒した挙げ句、 「全然足りねえよ尺。幕末だけでも(番組)1カ月いけるよ」 とのたまう光舟さん(笑)。 いつか、幕末についても思う存分語っていただきたいものです。 光舟さんがおうちから持ち込んだフィギュアは、ぱっと見ただけでも織田信長、伊達政宗、武田信玄、本多忠勝、井伊直政、黒田長政、直江兼続などなど(もっともっといっぱいありました)。 「伊達政宗の兜の月形の前立は、どうして左のほうが右よりも長いのか」 について嬉しそうに解説する光舟さんと、真剣に聴き入るバックホーンメンバー。 素敵な図です。 しかしそんななか、本多忠勝の鹿角の脇立を指して、 「これトナカイだべ?」 と不用意に訊いてしまう松田さん……。 直江兼続の有名な「愛」の前立を指して、 「言ったら“原宿”ってTシャツを着てライヴをやるような?」 と直江ファンに袋にされそうな発言をする松田さん……。 ただいま自分内不憫王ランキング1位、ザ・バックホーンドラマー・松田晋二さんのMCっぷり、そのどっか的っぱずれ感も毎度いじらしい、「マニアックモンスター」なのでした。
by red_95_virgo
| 2008-07-16 11:25
| music
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Comments(2)
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by
みき
at 2008-07-17 00:14
x
野音、お疲れ様でした!楽しかったね。
やっぱり夏の野音はあれくらい蒸し暑くなくちゃ。 ビールが美味しかったなぁ。 「美しい名前」のサビの歌詞は、初めて聴いたときは 「S良直美かよ!」と突っ込み入れたくなりましたが、山田の真摯な歌唱と栄純の激しいギターリフが胸に迫り、私も毎度うるうるしてしまいます。 マニモン楽しかったでしょ? マツの「トナカイだべ?」は、何度見ても笑えます。 今後も毎週火曜日21時から、彼の突っ込みどころ満載のMCをお楽しみください(笑)。
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red_95_virgo at 2008-07-17 20:46
>みき
お疲れ様でした! いやー、やっぱり年に最低でも一回は野音に行かないとねー。 去年のZAZENもすごく良かったけど、野音でバックホーンてのもまた格別でございました。ヴォーカル&ギターの「はだし」という佇まいが、日比谷の森に溶け込むようなあの黄昏どきの空気に、これ以上無いってぐらいしっくり馴染んでいたと思います。 きっと自分は、 「過酷な現実に正面切って向き合って微動だにしないラヴソング」 という世界に弱いんだという気がします。“美しい名前”を聴くと。 男と女のなんだかんだを微細に描くというものじゃなく。 お洒落な舞台装置なんか必要無くて。 「人間対人間」の鬩ぎ合い、泥臭く単純であればあるだけ純粋に近くなる。そういうものを抽出して、あっさり投げ出してみせるような世界。 ザ・バックホーンさんの楽曲に感じるのは、そういう世界観なんだなあ、と。 でもやっぱりマツは不憫王だけどね(笑)。
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