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2008年 03月 11日
第二回山南忌に参加してきました。
昨年度は前乗りしたんでしたが、今年は早起きしてのぞみで京都へGO。雪もちらついた昨年とはえらい違いの、ぽっかぽかな一日。 あのときの唐突で鮮やかで儚かった雪の不思議さも山南さんなら、このあったかさもまたこの方のお人柄ではないだろうかと思います。 光縁寺門前で「青嵐の足跡」のエリさんとばったり。 山南さんの墓に詣でるのも昨年の山南忌以来一年ぶりだけど、一年前よりまた一段と墓石の剥落が進んでいるので不安になる。お金をかけて修復・保存できるものならいくらだってカンパなどもしたいとこですけど、「無常」を自然とするならば、現状維持に無理な力をかけるのもちょっと間違ってんのかなあ──とかいろいろ墓前でもの思ふ。 墓参のあとは、旧前川邸の切腹の間でお焼香。 窓の無い暗い一間に入れば目を射るような黄色。 山南さんを偲んで、山桜とともに、今年は衣桁にかけられた丸に右離れ三つ葉立葵紋の黒羽織の前に、数十本の菜の花が供えられていました。 菜の花を供えるのは、大河ドラマ『新選組!』における山南と明里のエピソードにちなんでの事でしょう(光縁寺の墓前にも供えられていました)。 七つ刻(午後4時)近く、山崎烝にともなわれて郷里の丹波に去る明里が、出窓から山南に菜の花を手渡す。 表題に借りた夏目漱石の句は、勝手ではありますが、なんとなくあのときの情景に重なるような気がして選びました。 ちなみに、今年の記念品。 昨年もいただいた山桜のてぬぐいの色違いバージョンと、きれいな和紙の封筒。 浅葱色に誠の匂ひ袋「薫風」は前川さんちで購入しました。これ人気商品みたいで、数量限定の再生産だそうです。良かったゲットできて。 さて、お昼。 ランチ難民にならぬためにエリさんが見つけておいてくださったイタリアンのお店「Piccolo Giardino」さんでごはん。 ワイン軽く2、3杯いってしまえそうな前菜とパンまでついてるパスタランチがお値打ち。カポナータソースのパスタおいしかったです。四条大宮に行かれる際にはぜひ。 エリさんとお逢いするのも久しぶりなんですが、新選組の話題もさることながらただいまはどうしたって『ちりとてちん』話がアツい(笑)。 NHK大阪でのセット一般公開がちょうどこの日までで、よっぽど朝一で大阪に立ち寄ってから壬生に来ようかと思った。しかし山南忌前にそれも慌ただしいなと諦めました。 一般公開の模様はやはりエリさんのところで写真付きレポをどうぞ。 午後からは壬生寺会館で記念行事。今年のラインナップはこんなでした。 ・黙祷:壬生寺貫主 唐招提寺長老 松浦俊海猊下 ・開会の挨拶:「山南忌」実行委員会会長 田野十二雄氏 ・来賓挨拶:新人物往来社 大出俊幸氏 ・奉納舞:「黒髪」 島原 司太夫 ・芝居:「山桜幻想」 さくらさくらカンパニー ・記念講演:「新選組と前川家」 多田敏捷氏 ・居合演武:天然理心流 「撥雲会」 ・抽選会 ・閉会の挨拶:「山南忌」実行委員長 田野一十士氏 多田敏捷氏は永倉新八のあの「浪士文久報国記事」を発見なさった方。 京都で幕末関係の文書が発見されると、まず多田氏に連絡が行くってぐらいの御方です。壬生における「前川家」という家は、実のところどのような存在だったのか、どんな力を持っていたのか、を解き明かしていく講演、すごくおもしろかったです。 そもそも浪士組が「壬生」という地に駐留するなりゆきになったのも、「そこに前川家が別宅を持っていた」からだった、という。 当時の京において、前川家という家はなにかと幕府と繋がりの深い、京都所司代と大坂城代の間の密書の取り次ぎまで任されるほど信頼の厚い存在だったという事が、多田氏が前川家の蔵のなかから発見した文書を読み解いていくうちにわかってきたんだそう。 山南脱走・切腹の遠因ともいわれる西本願寺移転問題は、蛤御門の変で六角の本家を焼かれ、住むところがなくなって困ってしまった前川家が、新選組に貸している壬生の別宅を返却して欲しいと幕府に嘆願した事に端を発するもので、山南とはあんまり関係なさそうな話に終始してた講演が、 「そうか。そこに落としたか」 みたいな感じでした。 聞けば聞くほど深い穴に手を突っ込んでいくような気持ちになります。前川家だけで長編小説が一編書けそうだ。今後の文書の研究次第じゃ、もっとものすごい新事実が発見されるかも知れません。楽しみです。 で、その多田氏が発見された文書のなかから手紙や前川邸の図面などの貴重な史料を展示してくださってまして、記念行事終了後はその前に皆さんどっとつめかけて芋洗い状態。 そこで偶然ねこ江戸さんともお逢いし、ご挨拶できました。 そして、17時半から四条大宮のアークホテルで懇親会。 ちょっと周りをみわたせば、近藤勇のご子孫と井上源三郎のご子孫と土方歳三のご子孫と佐藤彦五郎のご子孫と前川荘司のご子孫が、ふつうにご歓談なすってます。 光縁寺&新徳禅寺のご住職ズ、釣洋一先生、『新選組!』の考証を担当なさった山村竜也さんとかとか、メンツがなんだかものすげえ。 会費払ったってだけでこんなちんぴらが参加してもいいんでしょうか? なんか申し訳ない気分になってしまふ。いつもお世話になっております光縁寺のご住職には、とりあえず御礼の気持ちをこめてビールを注がせていただきました(笑)。 同じテーブルで隣り合わせた皆さんも初対面の方ばかりでしたが、新選組にはまったきっかけや隊士への思いもさまざまで、お話を伺ったりこっちも熱く語ったりここでも萌えは『ちりとてちん』に波及したり(ほら、やっぱちりとてって組スキーのスキ心をくすぐるものがあるんですよ!)、たいへん楽しい時間を過ごさせていただきました。 終宴後の二次会三次会も、秘密めいたサプライズの連続でめくるめく楽しさだったですし、昨年の山南忌が縁で知り合ったM子さんとはなんとアークホテルのお部屋が隣どうしで、組関係のシリアス話とかよこしま話とかとりまぜて(笑)午前3時までがっつり語り合ってしまいました。 いやー、なにかと濃い一日だったわ。 山南会では会員限定の特典企画をひそかに練っておられるそうで、その一端も懇親会の席上で明かされてました。「京都」という土地を本拠にして、そこで行われる法要ならではのおたのしみが、これからもてんこ盛りになりそうです。 新選組がきっかけで、高校を卒業すると同時に足繁く京都を訪れるようになって幾歳月なわけですが、山南敬助というひとをひとつの磁場として、世界も縁も広がるなあとしみじみ感じた第二回山南忌。 お世話になった皆様、お話させていただいた皆様、今年もほんとうにどうもありがとうございました。
by red_95_virgo
| 2008-03-11 15:15
| 新選組/新選組!/新選組!!
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Comments(8)
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カタリーナ
at 2008-03-11 20:33
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今年も詳細にレポをありがとうございます。
懇親会の様子を想像しながら、羨ましく読ませていただきました! 自分の好きなもことについて何のわだかまりもなく語り合えるって、 一番楽しい時間ですよね。 それにしても山南さんを偲んで菜の花が飾られるようになったとは。 ドラマはドラマと思っていたので、そんな風に取り入れられるとは、 思ってもみませんでしたよ。 何十年かしたら、なぜ菜の花を飾るのかわからなくなってしまいそうですが……。 あ、体調は戻られたようで、よかったよかった。
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eri-seiran at 2008-03-11 23:29
山南忌、お疲れ様でした。共に山南敬助を感じ、楽しい一時を過ごせ、とても嬉しかったです。
『ちりとてちん』にはまってからお逢いするのは初めてであり、直接色々とお話しできたことも嬉しく(笑)。 翌日も早くに雨が上がってよかったですね。伏見や奈良を楽しまれたようで何よりです。 多田敏捷氏の講演は本当に勉強になりましたよね。目から鱗でした。また諦めてはいけないことを教えられました。 近藤や土方初め多摩の人たち、京の新徳寺や光縁寺に前川氏など、山南敬助と縁のある人たちの子孫、またその後継者の方々、山南のためにこれだけの顔が揃うこと、そこに自分がいること、本当に5年前までには考えられないことでした(苦笑)。そして同じように山南や新選組好きの人たちと新たな出逢いがあったことに感謝です。まさしく夢のような一日でした。 今度は江戸でお逢いしましょうね。
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red_95_virgo at 2008-03-12 10:31
>カタリーナさん
いつもありがとうございます。体調のほうはなんとか酒がのめるくらいまで回復いたしました(笑)。 菜の花、昨年は無かったんですけど、桜だけでは淋しいと思われたんでしょうか。ほんとに、幕末の史料が発見されて「どうしてそうなんだろう?」と現代の私らが首を捻るように、後世、「桜はわかるけど、なんで山南忌に菜の花なんだろう?」と思われる日がくるかも知れませんね。 懇親会で子孫の方々とご一緒してみて、歴史ってのは受け継がれる血が、つまり「人間」がつくっていくところが非常に大きいんだな、と感じました。『新選組!』というドラマも、作り手と受け手という人間の相互作用によって、ここまで大きなものになったんだなあ、と菜の花を見ながらしみじみ。
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red_95_virgo at 2008-03-12 10:38
>エリさん
9日は朝から夜まで(笑)お疲れ様でした。 電車に間に合うかしらとちょっと心配してましたが、無事にお帰りになられたようで。なんか、まる一日なにかとサプライズ続きでしたねえ。 第一回のときはお話する機会も無かったのでわかりませんでしたけど、旧前川邸の田野さんの熱意ってものを、懇親会のご挨拶などでも感じました。第一回がスタートするまでは不安も大きかったですが、やっぱり誰かが手を挙げて牽引していくからこそ、そこに人も集まり、それによっていろいろなものが生まれて、状況もどんどん変わっていくんだな、と思います。 土方ファンを名乗ってるくせに、山南さんのご法要によってこれまでの新選組ファン人生ではまったく起き得なかったミラクルがいろいろと体験できるというのも、じつに不思議な事でございます(笑)。 江戸にお越しの折は、また語り合いましょう。山南さんとかちりとてとか(笑)。
redさん、ご無沙汰しております。
山南忌の詳細レポ、楽しく拝見させて頂きました。 ひとつの行事がきっかけで繋がっていくご縁というのは不思議ですね。 それもまた山南さんの人柄ゆえなのかもしれませんvv 記事違いで恐縮ですが、玉木クンに会ったのですか!! や、恐らくredさんの目的はお隣の別の御仁だと思いますが、 あのドラマを見ていると飛鳥時代に興味が湧いていて めちゃくちゃ奈良に行きたくなります(笑)。 しかおとこに会いたーいっっ!
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red_95_virgo at 2008-03-12 23:25
>Akiさん
お読みくださってどうもありがとうございます。 第一回に比べて今年は参加者も若干減少したみたいで、やはり昨年は「壬生で新選組隊士のはじめての法要」って事で、メディアに喧伝された効果も大きかったのだろうなあ、と。でも、旧前川邸や光縁寺さんがある限り、山南忌はこれからも続いていくと思いますし、「年に一度、法要のために京都を訪れる」という旅の目的が生まれた事も、なんだかわくわくいたします(笑)。 えーと一応自分のお目当てはもてもて美術教師のほうなんですが(笑)、玉木さん、たいへんきれいでしたよ。ちょっと淋しい感じのお顔立ちかと思ってましたが、やはりそこだけ光が当たったような感じで、群衆のなかにいらしてもきわだっておられました。 奈良、ぜひいらしてみてください。京都は区画整理のできた街って感じですが、奈良はとにかくひろびろしていて、歩いていて気持ちが良いところです。 帰りの近鉄電車が平城京跡を通過するとき、夕陽に映える朱雀門が見えた瞬間、頭のなかで鹿男のテーマ鳴り響きまくりでした(笑)。
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M子
at 2008-03-13 13:24
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まだ浮かされて、仕事がいまだ遅れ気味でございます。
むくるめくホテルナイトをありがとうございました〜(笑)。 法事で久しぶりにあったイトコと故人をちょっぴり忍びながら、あやしい話しのあれやこれやに夢中になって夜更かししたような楽しさでした。 遅くまでおつき合いいただき、ありがとうございました。 今年の山南忌も主催者の田野さんのホスピタリテイをひしひしと感じる贅沢な内容でしたよね。 多田先生とパーテイーが終わったあと少し立ち話をさせていただいたんですが、なんと白井権八が実在の人物だったことをつきとめたのも多田先生なんだそうです。実在したかどうか江戸時代から論争があったそうなんだけど、それに終止符を打たれたのが目の前の先生だなんてわたしゃクラクラしてしまいました。 いろんなサプライズと出会いがてんこ盛りの春の京の宵でございました。
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red_95_virgo at 2008-03-13 21:55
>M子さん
こちらこそ、ありがとうございました。 カラオケに続く久しぶりの部屋呑み(呑んでいたのはもっぱら私ですが)って感じで、ちょっと修学旅行気分などもあじわえ、すーごく楽しかったです。 いただいたメールにこれまたツボを抉り倒されました。次回は出来ればオールで語り明かしたいです。いつかそのような機会が持てますよう願ってます。 めくるめく妄想話がとめどなく暴走していってしまいそうでちょっと怖いですが(笑)。 田野さん、スマステで慎吾くんをご案内してたお父様がじつにチャーミングで、ファンになってしまいました。息子さんはちょっと中島誠之助似のダンディーでらして(笑)。 旧跡を守り維持してくださる方がいるからこそのこのイベントで、ほんとにありがたいなあと思います。多田先生ともちょっとお話してみたかったー。
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