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2008年 01月 07日
年頭早々嬉しいニュースをいただきました。
北村有起哉さんが、『CLEANSKINS/きれいな肌』で、第7回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞されました。 寺山修司賞というのは、 「将来が嘱望される新鋭で清新さあふれる個人・団体に対して」 贈られるものだそうで。 有起哉さんが候補に挙げられた理由は、 英国の青年を演じた「CLEANSKINS/きれいな肌」では、姉のイスラム教改宗と自らの出生の秘密を知り、打ちのめされる姿に真実味があった。こまつ座「私はだれでしょう」では、特攻隊の生き残りの組合活動家を演じ、演技の幅も評価された。 って事だそうで。 いやー、うれしい。 自分、この舞台を観劇したときの感想にも書いたんですけど、ほんとうに良かったんですよ。 当初1回みればいいやと思ってたのに、みたらあんまり良いもんだから、慌てて滑り込みで楽日のチケットを押さえていただいてもう1回みた。 それぐらいはまった作品でありました。 2007年は振り返ってみたら『私はだれでしょう』『CLEANSKINS/きれいな肌』『すけだち』『欲望という名の電車』と、北村有起哉さんの出演舞台を4作拝見してます。 個人的な思い入れがでかすぎていまだに感想がまともに書けない『欲望という名の電車』を別にすれば、この『CLEANSKINS/きれいな肌』が、「北村有起哉」というチャーミングな生き物を、もっともリアルに感じる事のできた舞台だった。 ど素人が口はばったい事を申すようで恐縮ですが、そんなふうに感じました。 なにかの仕事に対して賞をもらう・もらわないという、その事だけでその仕事やその仕事をしたひとの評価が決定してしまう、なんて事は勿論ありません。 ただ、良いと思ったものが目にみえるかたちで評価される、つまりそれだけ多くのひとにその「良さ」が伝わった、という事は、純粋に喜んでいい事だと思います。 2008年度の有起哉さん始めは今月29日に世田パブで『新・雨月物語』。 今年もますますのご活躍をお祈りします──っていうかますます野放図に、のびのびと放し飼いでいてくださいますよう。 型を決めず、決められず、あっちこっちぶつかりながら、「ごめんなさい」と言いつつも笑顔でがんがん走っていってくださいますように。
by red_95_virgo
| 2008-01-07 09:45
| 北村有起哉
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Comments(4)
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Mari
at 2008-01-07 14:52
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けさ新聞でみまして、おおおこれはレッドさんお歓びだろうなあ、と。
私はアフタートークで放し飼い状態を拝見したのみで(ことごとくキュートであらせられましたよねえ)、今さらながら非常に残念です。 しかし、こまつ座からじきに1年ですか。はやっ! 世田パブのご感想も楽しみにしております。
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red_95_virgo at 2008-01-07 20:38
>Mariさん
お芝居のアフタートークの折は、さらにそのアフターも含め、お付き合いどうもありがとうございました。 満場のお客さん前にして、いたって平常心のままもぞもぞとお靴を脱ぎ始めた有起哉さんがいまだ忘れられません(笑)。 舞台もみていただきたかった。なんで新国立劇場の公演ってDVD化されないんでしょうねえ。 思えば昨年のいまごろは、 「ちゃんと初日に幕が開くのか?」 と手に汗握る日々が始まっていましたっけねえ(遠い目)。 なんだかんだで2007年は、蔵之介さん観劇回数が大幅ダウンだったような……。今年はもうちょっと舞台で蔵之介さんをいっぱいみれると良いですね。
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ケーシャ
at 2008-01-08 17:30
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レッドさん、ご無沙汰してます。
今年もよろしくお願いいたします。 “私は誰でしょう”で有起哉ウィルスに感染し、“Cleanskins”でノックアウト、“すけだち”ではジャニーズばりの踊りと舞台の上からふりそそぐ甘ーい声にしびれ、“欲望・・”の『ステラー!ステラー!!!』の切ない声が未だ耳からはなれない自分ですが、正月早々めでたいニュースです。 のびのびと放し飼い(笑)、まさにそんな有起哉さんをこれからも拝見していきたいなと思います。 『新・雨月物語』 29日に行く予定でしたが、その日はちょっと赤の広場辺りにいることになりそうです。 2月3日の楽日にはなんとしても観劇してこようと思います。 あーあ、星のめぐりあわせはいつになったら・・・。
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red_95_virgo at 2008-01-09 11:00
>ケーシャさん
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。 『欲望』の、階段の途中でステラを呼ぶ声。迷子になった子どもが困惑しきってお母さんを求めてるようで、スタンリーの幼児性みたいなものがまる出しになってて、すごく良かったですね。なんだかブランチとスタンリーによる「ステラの獲りっこ」みたいにすら感じました。有起哉さんの個性がすごく良く出てたなあと思います。 『クラウディア』のときに鐘下辰男さんと自分はちょっと相性が悪いかなとも感じたんですが、『新・雨月物語』はどんなふうに感じるのか、そこもちょっとどきどきしてます。
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