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2007年 03月 25日
金曜日の夜もかなり煮詰まった時分に仕事先からお電話。
「週末の予定ってどうなってますか?」 などとお仕事依頼を匂わせてくるので、 「ちっ、夜は筋少のライヴなんだけどよー……」 と思いつつも例によってまんまと受けてしまう。 本日は、筋肉痛でぱんぱんの首とか肩とか肩胛骨とかの痛みに泣きながら、朝早くからお仕事。でも18時からまたリキッドで暴れられるわ。なんて幸せ。 【昨日やった曲(順不同)】 マタンゴ/くるくる少女/小さな恋のメロディ/詩人オウムの世界/踊るダメ人間/僕の宗教へようこそ/生きてあげようかな/日本印度化計画/少年、グリグリメガネを拾う/おもちゃやめぐり/バトル野郎〜100万人の兄貴〜/戦え! 何を!? 人生を!/これでいいのだ/イワンのばか/サボテンとバントライン/労働者M/蜘蛛の糸/221B戦記/サンフランシスコ 大槻も言ってたけど、“生きてあげようかな”とか“おもちゃやめぐり”なんて凍結前にもライヴの定番じゃなかったような曲が聴けたのがたいへん新鮮でした。 あと“労働者M”。 太田先生のナレーションパートはさっくりとなくなっていましたが(エディにやっていただいたって良かったのだが)、懐かしかったです。逆“WEEKENDER”と、勝手に位置付けておりますがこの曲。 そしてやはり“詩人オウムの世界”だ、待っていたのは。 ついこないだまゆげを剃ってしまったのがぽそぽそ生えてきていたのですが、 「やはりここは復活筋少で“オウム”演奏祈願をしなきゃだめだべ!」 と誰も頼んでないのに一昨日またつるっと剃っちまい。 私は眉を剃って このフレーズは正しく私のためにあるんだもんと若干図に乗りながらリキッドに赴きましたので、演奏してくだすったときは本当に有り難くって涙が出ました。 あと、筋少のライヴでこれは非常に珍しい事ですが、大槻のMCに無駄がありませんでした。 ブースカとか新巻鮭とかヌンチャクといった飛び道具も出ませんでした。 MCでダレない筋少なんて。信じられません。 筋少といえば、しゃべりながらあっちの世界に行ったっきり戻ってこなくなる大槻を内田・本城・太田・橘高が冷たく傍観し、そのうち痺れを切らした太田が舌打ちしながら大槻のMCの途中でいきなりドラムのカウントから曲に入ってしまう──というのが慣例だったのですが。 その分、今夜揺り戻しがくるような予感もしますが(笑)。 MCがタイトだったせいもあるけど、 「やるべき仕事をむらなく、誠実かつハードにこなして、しかもお客さんをきっちりエンターテインして、ニコニコな状態で家路に就かせる」 という、当たり前のようでなかなかできない事を見事に実行しているライヴでした。 告知があった時点では、オールスタンディングで6000円(+ドリンク代500円)という価格はずいぶん強気だし、特に若いファンにとっては大変だろうなとは思ったけど、決して高額では無かった。 ちょっと見破綻しているようで実は既に至芸の域に入ったこの人たちの職人仕事を目の当たりにできるこの幸運は、立ちっぱなしの疲労も筋肉痛も、するりと快感に変えてくれる。 【今夜やってほしい、復活筋少でまだ聴けてない曲】 日本の米/サーチライト/いくじなし/イタコ・LOVE/風車男ルリヲ/俺の罪/スラッシュ禅問答/モコモコボンボン/ノゾミ・カナエ・タマエ どれか1曲でも、聴けたら嬉しいです。 昨年12月28日の中野サンプラザ復活ライヴの模様を収録したDVD『THE・仲直り! 復活! 筋肉少女帯〜サーカス団パノラマ島へ帰る'06〜』、昨夜リキッドで買ったらポスターをもらえたんですが、終演後に開けてみたら復活筋少4名様全員のサインが入ってました。 筋少、凍結前にはメンバーさんからサインなんていただいた経験が無かったので、なんかストレートに嬉しかったです。 どうもありがとう。
by red_95_virgo
| 2007-03-25 13:08
| 筋肉少女帯
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Comments(4)
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かろひ
at 2007-03-26 13:09
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>ストレートに嬉しかった
>どうもありがとう もうすべてがこの言葉に集約されますね。 なんのひねりもなく「筋少はいい!」、しあわせです(嬉泣 眉片方で1回のご利益だったのかしらん? 25日のみ参戦の私儀もオウムを聴くことができました。感謝。
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red_95_virgo at 2007-03-26 18:02
>かろひさん
まゆげ両方剃った甲斐があったというもんでございます。まさか二夜連続で“オウム”堪能できるなんてねー。 筋少のライヴに行くと、「嬉しい」とか「しあわせ」とかいう凡庸な感想しか出ませんね。 って事はつまり、本当に幸福って事なんですよね。 人生いろいろな出逢いがありますが、その中でもこのバンドとの出逢いは出色だったと思います。凍結後そのまま解凍せずに終わるバンドも多いのに(例:イエロー・モンキー)、彼らがそうはならなかったというのはもう運命です。 何万語感謝してもし足りない。
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ローズ
at 2007-03-27 01:27
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ご一緒できてうれしゅうございました。筋少最高!!
筋肉少女帯というバンドはまごうことなき真のロックを鳴らすバンドであると確信いたしました一夜でした。 がしかし、同時にロックという演奏形態の中で、なぜこれが鳴らせちゃうんだ?!というオドロキも、変わらずあります。不思議で圧倒的で、魅力的なバンドですよね、つくづく。 「至芸の域に入った職人仕事」というあたりは同感です。「俺は俺の道を行くぜ。他のメンバーのことなぞ知ったことか」というアティテュードが五方向に爆走して、破綻へ向かいながら成立していたのが凍結前とすると、「まあ、これだけは俺に任せろよ。きっちりやったら戻ってくるよ」ぐらいにはなっていたような(笑)。 こういうバンドを目の当たりにできるのは、ほんと幸福以外の何者でもないですよね。
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red_95_virgo at 2007-03-27 12:46
>ローズ
筋少、まごうかたなく最高だよね!!! もう、毎日中野サンモール商店街もとーい! 中野サンプラザの仲直りライヴのDVD観てますよあたしゃ。 筋少のライヴ映像そのものがすんごい久しぶりなので、砂漠が水を吸い込むように(笑)、再びこのライヴを体感できる喜びを五臓六腑にしみわたらせております。 以前吉井さんの静岡の感想で 「他人と共有するライヴにはあまり興味が無いかも知れない」 って書きましたが、それは偏に筋少を経験してしまったからだと思います。 筋少の場合は、語弊承知で言えば「共有」じゃなくて「共闘」だったように思います。 それは客もメンバーも同じく。 ぐずぐずに煮込まれた馴れ合いを見せるいっぽうで、ある瞬間に豹変して、武器片手に「行きます!」って三々五々、最前線に散って行くみたいなね。 そういうライヴが健在なのがなにより嬉しいです。
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