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2006年 05月 13日
パンフレット掲載の出演者アンケートより。
Q1 今回のテーマが「病院でロック」と聞いた時の第一印象は? これだけで、どなたの回答かすぐ判りますね。判んない人はもぐりのすかんちファンです。 (とか言う自分は『ロッキー・ホラー・ショー』は軽く100回以上観てますが『ショック・トリートメント』は1回しか観てませんすいませんだってあんまり面白くな以下略) この舞台のチケット代金は7500円でした。 相変わらずミュージカルがちょっと苦手な私ですが、とりあえずモノが「ロック」でROLLYがメインだし(あくまで個人的には、ええ)、そのうちの約5000円はROLLYと永山たかしに支払うんだし(あくまで個人的には、ええ)、と思って、ほとんど徹夜明けの大幅に睡眠が不足した状態で(おまけに空きっ腹で)よろよろと新宿まで行って参りました。 ちなみに上記Q1の答え、永山さんの場合は、 「って事は俺もナース服?!」 白レースのガーターベルト付きで、一度ぜひよろしくお願い永山さん。 このミュージカル、ストーリーらしいストーリーはありません。 「ありません」と断言してしまってもさほど問題は無い舞台です。 テーマは、これまでにもうんざりするほど提議されてまいりましたお馴染みの、 「ロックとはなんぞや?」 という事でございます。 これについて前向きに語るのは、余程肝の据わった人でない限りちょっと危険な事であるというのは、ロッキング・オンJAPANのメッセージボードなんかを読んでいるとよく解るのですが、敢えてそのデンジャーなテーマにチャレンジしているのが本作です。 (「無謀」という言い方も、出来るやも知れません) インパクトもエネルギーも無い音楽を「ロックだ」と思い込んで悦に入っているいまどきの若者、ユウイチ(永山たかし)、ナオト(川野直輝)、ニイナ(柳沢なな)が、すったもんだあった挙げ句、 「ロックとはこういうものだ」 という事に覚醒する。まとめればそういう事です。 舞台はいかがわしい病院で、地下室ではいかがわしい秘密パーティーが開かれていて、入場するためには、 「ロックとは?」 という問いに答えなければなりません。もちろんそんなもんに正解はありません。「ロック」という言葉が意味するものは、音楽のジャンル、思想、ライフスタイル、多岐にわたって最早非常に曖昧ですから、 「ロックとは、血が滲むほどに深爪をする事です」 という答えだって間違いじゃないと思います(あくまで個人的には、ええ)。 そのいかがわしい病院のいかがわしい入院患者が、ロックのディーヴァ的存在としての「シスター」(寺田恵子)ですが、彼女がユウイチとナオトに、「ロックとは?」の第一歩としてレクチュアするのが、 「まず、酒と煙草で声を潰す」 という、 「え……いまどき……?」 と、ちょっと背筋が凍り付いてしまうようなアドヴァイス。 確かに寺田恵子さんはそういうものが似合うワイルド&セクシーな女性ですが、未来ある若者に初手からその教えはねえだろう。まあ、作者が大真面目でない限り、これはかつて 「セックス、ドラッグ、ロックンロール」 を標榜していた時代のロックへのオマージュというかリスペクトというかカリカチュアなんだろうなあ……と思いたいです。 「そうか、バーボンらっぱ飲みして、ニコチン、タール2万ミリの煙草を毎日10箱吸う事がロックなんだ!」 とナイーヴに信じ込む若い人がいない事を願うばかりです。 さて、特筆すべきはROLLY。 ROLLYは、舞台になるいかがわしい病院のいかがわしいマッドなドクターです。撫で付けた金髪に黒ぶちメガネ、白いサテンの白衣というお衣装。すてき。 オンラインゲームのやり過ぎで倒れて入院したユウイチ、つまり永山さんに対して、そんないかがわしい佇まいのROLLYが 乳首触診と浣腸をする という夢のような場面があるのですが、あくまで個人的にはここだけで7500円払った甲斐がございました。ロックの神様ありがとう(違)。他の人だったらべつにそんなもん見せられてもどうってこた無いが、ROLLY×永山たかしです、断然ありがたみが違います。 唾液で濡らした中指を、 「ちょっと、ヌルッとしますよ」 と、至極平静に言いざまアソコに突っ込んでくれるROLLY。 (注:もちろんお芝居ですから実際に突っ込んではおりません。実際に突っ込まれたら私もさすがに困ります。良い子は真似しないでね) ベッドの上にうつぶせになって、その瞬間の快美の表情を客席に曝して見せる永山さんも、とってもかわいらしうございましたですよ。 もうひとり、特筆すべきは及川健氏です。 Studio Lifeの芝居は一度も観た事の無い私は(観ない理由は「だって、萩尾先生の漫画が大好きだから」という事でお茶を濁しときますが)、これが初・ナマ及川さんでした。 噂には聞いてましたが、おそらくは我が国最強の童顔王子、いや、姫。 女性キャスト全員、「愛らしさ」「女の子らしさ」という点でおよそ及川さんの敵ではありません。小柄で華奢で超常的な女顔なのですが、すべてのパーツが縁取られたようにくっきりしているので、非常に舞台映えがするのです。フリルのネグリジェ姿のまあ自然な事。それでいて声は結構野太いところが素敵な及川さん。 客席の若く健全なお嬢さんたちからは若干、 「キモい……」 という囁きも、ひたひたと漏れ聞こえておりましたが、違うんだよお嬢さん。 「同性愛や服装倒錯も、“ロック”の要素なんだよ」 という事を、きっと作者は彼らの姿を通して訴えかけたいんだよ。 「ロックとはなんぞや?」 という本作のテーマに則って、これもきちんと正面から見つめるべき表現なんだよお嬢さん。 ま、そんな大上段に語るほどの事でも無いんですが。 11日は、終演後にイベントがあり(司会進行:永山たかし)、キャスト&スタッフの舞台挨拶と、プレゼントを懸けてのじゃんけん大会がありました。客席とキャストがじゃんけんして、あいこの人と負けた人は座って、数名になった時点でステージに上がってもらってファイナルじゃんけん、という方法。 ROLLYが提供してくれたのは着用済みの雪駄。でも、勝ち残ったお客さんはみんなサイン入りポスターその他の賞品に夢中、誰も雪駄をくださいと言ってくれません。 私は、対ROLLYじゃんけんでセミファイナルの手前まで勝ち残りましたが、残念ながら負けてしまいました。その後も雪駄の行方を目を皿にして追っていましたが、雪駄の次ぐらいに人気無いと思われる、 「松岡英明氏提供のものすごい黄色のマラボー」 ですら貰い手が決まったというのに、まだ残っている。 結局、最後のお客さんが(ちょっと渋々って感じで)貰っていかれました。 「ここに日本一雪駄を欲しがってる女がいますよ!!」 という私の心の叫びも、遂にロックの神様に通ずる事は無かった……。 それにしてもROLLY、ああいうイベントみたいな場だと心底居心地が悪そう。 照れているのか拗ねているのかおどおどしているのか判然としませんが、見ているぶんにはすごく愉しいです。 浣腸その他に雪駄の行方とROLLYのリアクションを交互に追うというおまけが付いて7500円。 非常に妥当な価格だったのでは無いでしょうか、あくまで個人的には、ええ。
by red_95_virgo
| 2006-05-13 01:08
| theatre
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Comments(10)
redさん、11日はお会いできて嬉しかったです。RJM2、楽しかったですね〜♪私も回診のシーン大好きです。本当に、あのシーンだけでも行った価値あり(笑)。ロックにはあまり馴染みがありませんが、ROLLYさんや寺田さんの歌はまた聴いてみたいと思いました。
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red_95_virgo at 2006-05-13 11:09
>tomoponさん
11日、おつかれさまでした。 本来でしたらゆっくりお話したかったのですが、仕事がものすごい状態だったのであわただしくてどうも失礼致しました。 RJM2については、こっそりと毒まみれの感想を述べてしまいましたが(笑)、普段ロックにあんまり接点の無いキャストが一生懸命「ロック」を表現しようとするとこうなる、という典型のような舞台だったかな、という気がします。 「“ロック”を演じようとすればするほど、“ロック”から遠ざかって行く」 という事ですね。 ロックとはああいうものなんだと、若いお方に信じ込まれるのだけは勘弁して欲しいものだなあ、と。ロートルロックファンの老婆心でございますが(笑)。 そんな中、ROLLYの“サン・トワ・マミー”はさすがの貫禄でした。 彼は歌唱もギター演奏も素晴らしいので、欲を言えばギターソロもっとやって欲しかったです。ROLLY Quattro Showに激しく行きたいですけど、チケ取りが結構厳しそう……。
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tonami
at 2006-05-13 15:22
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RJM2が開演以来、やっぱりアストロ「野球愛の夕べ」に参戦すべきじゃなかったろうか?と密かに後…や、永山さんに会いに神戸ですよ、神戸! お陰様で何とか行けそうで連れもホッとしていると思います。
「ロックとはなんぞや?」ですか…。そんなのアストロ読みながらKISSやQueenを聴いて育った私にだって答えられない難題。ロックを知らない人が作る、ロックな舞台なんでしょうねぇ。そんな中、ホンマもんのROLLY、恵子さんにド期待! 松岡さんもデビュー当時の初々しい頃を知っているので楽しみです。 ROLLYは「サン・トワ・マミー」を歌うのですか?ギター弾きながら? くー、ドキドキします(萌) 雪駄。私も、その場にいたら欲しかったです。レッドさんの次くらいに(笑) 私が見終わったら毒まみれの感想、こっそり聞かせていただけると嬉しいです(笑)
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red_95_virgo at 2006-05-13 20:17
>tonamiさん
たった今記事にしちゃいましたが、5月27日追加ゲスト石丸さんですよおおお! RJM2と天秤にかけるにしても、実にかけ甲斐のある感じではございませんか(笑)。 いえ、ともかく無事に神戸観劇できそうで、おめでとうございます。場面的にお連れ様には若干刺激のきついところもあるかと思いますが、ロックなんて所詮害毒ですから、危険を承知で(芝居の出来とかキャストさんの歌唱力とかいろんな意味で)劇場にいらしてくださいませ。 ROLLYがギターを弾くのは“サン・トワ・マミー”の時ではなく、ラストの時なんですけど、どっちの時もそこだけ際立って「ロックスター」で、実にかっこいいですよ。 そういえば『アストロ球団』て、まさにキッス・クイーン・エアロスミスなんかと同時代の表現だったんですよね。 中島先生がロック聴いてらしたかどうかはわかんないですが、アストロは当時の「ロック」の気分をある面で非常にリアルに表現していたのではないか、という気がします。
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まつこ
at 2006-05-13 23:32
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レポありがとうございます~!
RJMは観るというより聴きたいと思ってしまいました。 永山さんにも及川さんにも興味津々(笑)ですが、高校時代「すかんち」「SHOW-YA」を聴いていたので・・。 「ロックとは?」には、答えられる知識もポリシーも持っていませんが、豹柄のセクシー衣装を纏って歌う恵子姐さんには当時大層憧れました(^^)
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red_95_virgo at 2006-05-15 11:54
>まつこさん
なんと、まつこさんはすかんちをお聴きだったのですね! しかも高校時代……ううむ、そんなお若い時期に、あんな素敵な音楽を通過できたなんて、幸せな事だなあと思います。 自分が高校の頃は、上記キッス・クイーン・エアロスミスの御三家をはじめとして、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、フリートウッド・マック、パティ・スミス、ジャクソン・ブラウン、イーグルス、リンダ・ロンシュタットなどなど、聴くのは英米の音楽ばっかりでした。ティーンエイジャーの頃に、その後私が夢中になったような邦楽のアーティストとの出会いがあったら、自分の中での「ロックとは?」もまたちょっと違う方向に行ったのかも知れません。でも、百人いれば百人の「ロック」があるんですよね。それだけ許容量のあるものなんだろうと思います、「ロック」って。
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さな
at 2006-05-15 13:31
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redさん、こんにちは。
RJM2は、何はともかく一粒で何度も美味しいステージでした。 ミュージシャンがごひいきな出演者だったので、あっちをとってもこっちをとっても、心躍りました。 あとは、楽曲が好みな音楽ってのはいいですね。 個人的には、もっとローリーさんが弾いてくれて、寺田さんが歌ってくれて、タイムワープも選曲に入ってたら嬉しかったなぁって思いました。 もちろん、永山さんの彼らとの絡みもにんまり見てましたよ。 ただ、もっとショーっぽくてもよかったなぁとも思いました。
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まつこ
at 2006-05-15 21:11
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2度目失礼いたします(^^)高校時代はちょうどバンドブームでテレビやFMでよく聴いていたんです。「すかんち」は名前の由来と槙原○之さんと従兄弟ということにビックリしたものです(笑)
でも、洋楽はさっぱりなんですよ・・。マドンナなど当時よくながれていた人達しか知らないんです。 今は洋楽にふれていたかったな~と後悔しています。英語力にも影響大だと思います!
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red_95_virgo at 2006-05-16 21:38
>さなさん
このミュージカル、シナリオ的に非常に気になったのは、 「“ロック”のアンチがどこにもいない」 という事でした。 一見いかがわしい病院の正体が、実は生きる希望をなくしかけている患者をロックによって救うというもの、それを代表しているのがROLLYですが、「ロック」を貶めている「敵」がどこにもいない。だから最終的にこちらはカタルシスが得られないんですね。 これは「ロック」のせいではなく、作劇の問題だろうと思います。 たとえば『ロッキー・ホラー・ショー』では、ある意味旧世代の「モラル」というアンチを設定していたように思うのですが。そのモラルによって異常者と見なされるフランクの悲劇、リフ・ラフの屈折した感情に非常に共感を覚える事が出来ました。 仰るように、ショーとしての演出をもっと施すべきでしたねえ。 ドラマなのかミュージカルなのかライヴなのか判然としない中途半端な感じが残りました。 あと、舞台のセットと衣装にもっと金かけて欲しいですねえ。病院の外観をもっとゴシックな感じにするとか。ちょっと 「ドリフのコント?」 ぐらいのセットだったように思います(苦笑)。
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red_95_virgo at 2006-05-16 21:44
>まつこさん
ROLLYと槙原さんがいとこというのをあとで知って、私もびっくりしたもんです。 槙原さんも、一度インタビュー起こした事がありますが、すごくいい人でしたよ。 私は英語に興味があったので、「アメリカ俗語辞典」というスラングまみれのちょっとヤバいディクショナリーを買って、高校生の頃はそれを使ってエアロスミスの歌詞を訳したりしてました。おかげさまでそっち方面の英語はずいぶん覚えましたが、学校のお勉強となるとはたしてどうだったのだろう?と疑問です(笑)。
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